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2005/10/18

◆新日鉄(5401)が7%高し、住金(5405)が続くなど大型鉄鋼株が急反発した。朝方安かったみずほFG(8411)も一時2万9000円高まで買われる場面があり、銀行株も反発。また。1ドル=115円台の円安進行を受けトヨタ(7203)、マツダ(7261)が年初来高値を更新した。連日で手掛かり材料が報じられた三菱自(7211)は4億4000万株弱の東証1部出来高トップで、9月21日の年初来高値257円を1カ月ぶりに更新。東証1部売買代金は3日ぶりに2兆円を回復し、出来高は30億株を超えた・・となれば、株価はずいぶん上がった?いや、値下がり銘柄数が値上がり数の1.6倍となり、平均株価は小幅ながら5日続落。10月初めまでのような鉄鋼、銀行株による圧倒的な波及効果は見えない。市場では、「18日に発表される米インテル、ヤフーの7〜9月期決算を見てみたいとし、見送り気分が強い」という。しかし、9月下旬にかけては、米国動向を尻目にハイテク株などを除き買い気ムンムンの相場展開が続いた。結局、現在、こういった現象が生じていることが、今が調整局面であるということだ。とはいえ、見送り気分が強いなかでも高値更新銘柄が続いており、物色意欲は旺盛だ!

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◆さて、自動車株で本欄が無視してきた三菱自を妻がこっそり買っていたことが判明した。彼女は相場に付いて何も知らず、もちろん筆者は買えと推奨するわけもない銘柄だが、9月の上昇途上で、160円台から210円台まで買いあがったという。筆者は「怖さ知らずのビギナーラック」だと思ったが、こっそり、知人のアナリストから「500円目標で買え」と、恐ろしいことを吹き込まれ、買い上がったようだ。筆者が「そろそろ売って利益を確定したら」といっても、彼女は聞く耳を持たないようである。ここまでくればテクニカル面で変にならない限り黙っていたほうがよさそうだ。ビギナー恐るべし。

◆本欄推奨自動車関連株で、ピストンリング大手のTPR(6463)が9カ月弱のもみ合いを放れた勢いで6連騰。1480円を付け青空天井入り。それでも、実質PERは18倍台に乗ったばかり。◎大同メタル(7245)は25週線沿いに上昇基調が続き1000円台乗せを示現だが、高増益率に対し実質PERは18倍台後半にはいったばかりだ。◎佐藤商事(8065)はきょう1250円台まで急落した後反転、90年8月以来15年ぶりに1500円台に乗せた。高成長に対し実質PERはわずか13倍台央・・、自動車部品株全般に対する不当評価を跳ね飛ばす相場は続きそうである。

◆インデックス(4835・ジャス)が、出来高1万株超となり13日の分割落ち後の安値を基点に上値を狙う格好となってきた。来週央には分割落ち分の株券が売却可能となるが、下値は限定的とみてよい、ここから買い推奨する。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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