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2015/06/17

◆日経平均株価は前日比38円67銭安の2万219円27銭と3日続落した。朝方は欧米株の3日ぶり反発を受け反発スタートとなったが、18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表待ちに加え、ギリシャへの金融支援を巡る欧州での協議難航もあって、利益確定売りに小安く発進した後、指数先物絡みの売りなど売り優勢の展開に。14時に日本政府観光局が発表した5月の訪日観光客数が前年同月比50%増の164万人大幅に増加幅が拡大した。マツモトキヨシ(3088)は朝方から買いが先行した後、上げ幅を拡大。13時前には2日の上場来高値5240円を更新した。JNTO(政府観光局)発表によれば、5月訪日外客数は前年同月比50%増の164.2万人となり、5月としては過去最高を更新。年初来の累計では750万人超となり引き続き好調なペースで推移しているという。ただ、先物売りも出て、14時半過ぎに付けた日経平均のこの日戻り高値は前日比プラス圏にわずかに届かなかったこともあり、引けにかけ騰勢は一服する格好となった。ここから「買い」とは言いにくいものの、関連銘柄としては、オリエンタルランド(OLC)(4661)、阪急阪神(9042) 、帝国ホテル(9708)、藤田観(9722)、ロイヤルホテル(9713)、東京ドーム(9681)、東急(9005)、京急(9006)、京成(9009)、富士急(9010)、JR東(9020)、JR西日本(9021)、JR東海(9022)、西武HD(9024)、JAL(9201)、ANA(9202)、空港施設(8864)、Jフロント(3086)、三越伊勢丹(3099)、高島屋(8233)、松屋(8237)、丸井G(8252)、ドンキHD(7532)、マツモトキヨシ(3088)、ココカラF(3098)、ツルハHD(3391)、スギHD(7649)、アインファーマ(9627)、サンドラック(9989)など。

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◆そして、羽田空港管理運営の当欄注目株羽田空港ビル(9706)がある。前週末にはテレビ朝日で海外の空港管理者プロ視察番組が報道され、同社の乗降客・手荷物管理、航空機の機体整備や客室乗務員教育等々が知らされた。筆者は25年ほど前、証券時代に工場見学ならぬ、羽田空港見学に行って、こういった現場を知り、復習することとなった。が、欧米視察団プロがびっくりの、同社の一段と発展した管理運営ぶりを再見することが出来た。株価hが4月最高値8320円からの調整相場にある。高値から2ヵ月強と短くなお、ウォッチングの域を出ない。が、全般波乱のシーン時には注目したい。●また、ジェイテクト(6473)が4日ぶりに反発した。野村証券が16日付で投資判断「買い」を継続し目標株価を2300円→2800円に引き上げたことが買いを誘った。野村では今16年3月期連結営業利益予想を従来の860億円から前期比910億円に引き上げ(会社予想は5.2%増の780億円)、来期予想を970億円→1030億円に増額した。ステアリング事業の海外拡販が進むうえ、利益率改善が確認できたことからベアリング事業収益の予想を引き上げたと指摘したという。引き続き、4ケタ相場にどう向かっていくか?注目していきたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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