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2009/03/23

◆21日−22日と法要のため奈良へ行った。3年連続の奈良行きだが次は4年後となる。奈良の行った先では桜はまだ蕾は固かった。開花宣言があった京都に立ち寄り、鴨川べりを散策した。枝垂桜は咲いていた、が、その近くでみたソメイヨシノは開花にはあと何日かを要すピンク色の蕾だった。で、そっと鴨川を背景に枝垂桜を(携帯電話)カメラに収めた。■今朝、自宅から最寄駅へ続く桜並木は既に開花していた。驚きつつ花を見上げながら駅に向かった。前週末の蕾はそんな感じがなかったのに・・。出勤途中にみた21日の夕刊!には、「桜前線、全速力。気象庁は21日午前に、東京のソメイヨシノの開花を平年よりも1週間早く宣言した」とあった。しばらく朝夕の行き帰りがたのしめる!

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◆23日、週明けの東京市場で日経平均株価が269円57銭高の8215円53銭と急反騰した。10日に7021円の2008年10月28日安値を付けて以降の戻りは順調で、「春」を追いかける動きがつづいている。当欄では、「3−4日もしくは、3−4週の戻りがあってもよい」が当初の見方だった。今週はその3週目にあたり、3−4月の新年度にまたがる来週が4週目となる。きょう終値で75日移動平均線をクリアしたが、これは1月7日以来のことだ。また、中勢相場を占う26週線にあと34円と迫っている。26週線突破となれば昨年6月第3週以来のこととなる。

◆大幅減産中の主力企業の一角でここ在庫調整完了、増産意向を示していることも追い風。コマツ(6301)、トヨタ(7203)、ホンダ(7267)、パナソニック(6752)、村田製(6981)、日電産(6594)がそうだし、日東電(6988)の2月売上高は前年同月比16%増・・。■コマツ株及び日立建(6305)の建機2社株とも前週末に中期指標である26週移動平均線をそろってクリアしている。が、日立建機は、コマツが抜け切れなかった1月の戻り高値をクリア済みであり、目先狙いなら、日立建機か。それとも、出遅れのコマツがまくりをかけるかが注目される。■また、日電硝子(5214)はFPD用ガラスの低迷で今09年3月期連結業績が前期比2ケタ減収、50%最終減益見通しだ。が、昨年12月以降、急速な生産調整を行っており、足元、出荷数量底打ち感が現れつつあるもよう。来期は液晶ガラスの在庫一巡から回復基調入りが期待され、生産性向上などで利益率が改善する見通しにある。株価は昨年6月6日の直近高値2165円から12月26日には439円は1980年8月以来ほぼ28年ぶり安値に叩かれた。3月第1週に26週線を上抜き、今週に入り13週線が26週線を上抜く中期線のゴールデンクロスを示現したばかり。全般波乱入りとなれば突っ込みを狙いたい。

◆当欄注目の材料株はこうなるとやや分が悪い。目先の投資効率は悪くなってしまう。原発関連でチャート好転にあと一歩と迫っている帝国電機(6333)は200日線、52週線への挑戦(それぞれ6日間、3週間)が続いているが、主力株への流れのなかでは、抜け切れない日々となっている。あと一歩、上に踏み出すまで様子をうかがう日々が続く。 介護関連株も星取表は5勝1敗2分で健闘も「ほな ぼちぼち行こか」のテンポ。それでも、高値更新型チャートにある介護トップのニチイ学館(9792)をはじめいずれもチャートが崩れていないことは感謝!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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