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2010/08/12

◆前週末から治療中の歯が痛み、左側の顎は膨れ、前歯にかけて痛みが走っていたが、ようやく、痛みが治まった。原因ははっきりしている。極端な睡眠不足が続き、目を酷使。緊張状態から開放される時間は乏しいということ。また、食事が不規則かつ栄養バランスなどへの配慮もなかったことや運動といえるようなことをほとんどしていないこと・・などからくる、重度の肩こりだ。睡眠時間は、最低5時間はとりなさいというのは掛かり着けの病院2代目の先生。時間の使い方をもう少し上手にしないと一人つぶやくのは、私・・。結局、9月に、先に昇天した義兄の墓に花を供えに行くことにしており、それまでは、夏休みはとらず、体をだましだまし使うことにした。■さて、日経平均株価は引けにかけやや下げ幅を縮小し、前日比80円安の9212円と5日続落した。11日に米国景気への先行き懸念から、欧州株、米国株が大幅下落、円が15年ぶりに84円台へ急騰し、輸出関連株、金融株、素材・資源関連株を中心に売りが広がり、後場寄り付き直後には、全面安商状の場面があった。11日の海外市場では、10日に米FOMCが景気回復ペースは鈍化しているとの見方を示したことや中国の工業生産の伸びの低下などを背景に、世界経済の回復ピッチの鈍化が懸念され、ドルが対ユーロで急上昇。円は対ドル・ユーロで急伸した。アジア株の全面安に続き、欧州株も下落。そして、NYダウは265ドルの大幅安・・。市場が嫌ってきた「NY株安、円高」が世界市場を一回りしてきた。その悪い流れがそのまま、東京市場を襲った格好だ。前号で記した、NYダウが他の市場と比べなぜ頑強?との問いに対する答えは、「後で、十分獲物を食い尽くすために、放っておいただけ」ということか?

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◆東京外為市場でも海外の円高を背景に、昼頃には1ドル=84円台(対ユーロでは109円台と1円以上の円高)を付ける場面があった。その後、首相、官房長官などの円高けん制発言をはじめ通貨当局による為替介入警戒から円は対ドル、ユーロに対し上げ幅を縮小した。ただ、口先介入だけで、円高の流れが止まることはない。通貨当局の様子をうかがいつつ、再び、円買い攻勢をかけてくるとみたほうがいい。とはいえ、ウォッチング銘柄の見直しや入れ替えが必要だが、軸になる発想が浮かんでこない。この点からも、睡眠時間をたっぷりとって頭が冴える状態にチューンナップする必要がありそうだ。

◆7月下旬に紹介したテラ(2191)はがんの治療法の開発を手がけるが、4ケタ水準から、10日安値586円までつるべ落としの下げ。7月30日に6月中間期業績予想の減額修正を発表したことが主因。5日には減額修正の線にそった前年同期比増収減益決算を発表した。知友は、体制を立て直した6月からは業績は順調に推移しており、6月中間期が業績の底になるだろうという。当分の間、ウォッチングを継続したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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