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2010/01/27

◆きょう27日に、68歳の誕生日を迎えるはずだった浅川マキさんが、17日に公演先で逝った。2日間ライブを演ったあと3日目のライブをすることなく逝ったという。筆者紹介に天才カメラマンのアラキー・荒木経惟氏と吉田拓郎大好き人間とあるが、黒装束姿のマキさんをあわせた3人は、証券マンというよりも学生気分が抜けずディスコ通いを続ける70年代前半の筆者を夢中にさせてくれた。CDではなくレコードの時代であり、シャリシャリ、シャリシャリという音が混じったマキさんのレコードは、昨夜、奥から引っ張りだしてみると、70年から81年までに発売されたアルバム12枚のうち11枚があった。80年代前半になり、証券マン化した筆者だが、荒木さんはその後もずーと後を追ってきた。タクローはイベントごとに注目する気になる存在であり続け、マキさんのライブは縁遠くなっていった。今、荒木さんもタクローもガンと戦っている。あの時20代で黒装束をまとったマキさんは、まだ、聞いていない19のレコードアルバムやCDを聞けといって、逝った。筆者は今、無芸大食少眠生活を続けつつ、過去に出会った友人、知人と(想像世界で)対話している。あるいは、当たり前のように日々の暮らしをたんたんと続けている。今まで3人のなかではマキさんは遠くにあったが、大学紛争時代の漫画家でアニメーターでもあった真崎守と組んだ「死春記」の暗さが今も私の底には流れているのだから、これからはいつもわたしのすぐそばにマキさんは居続ける・・。

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◆さて、日経平均は前日比73円安の1万252円と4日続落(前号の4日続落は誤り、お詫びして訂正します)。前日と同様に後場に下げ幅を拡大した。中国の金融引き締め政策は続くとの見方に円が上昇し、アジア株がそろって引けにかけ下げる展開となったことから、輸出関連、資源関連株などが下げをリードし安値引けとなった。時価総額は302兆1484億円と4日連続で減少し、4日間で16.3兆円が消えた。●トヨタ(7203)が4%超下げた。米国でのリコールに伴う収益への影響が懸念されたうえ、円高が逆風となった。トヨタが昨年来高値を付けたのは1月21日、15日に昨年来高値をつけた日経平均に遅れてのことで、主力大型株物色は一巡したとの見方が勝った。ただ、日経平均は11月27日安値9076円を割り込まない限り、昨年3月安値7021円を08年10月安値6994円に対する二番底とした中勢上昇基調は続く。そこまで、下げていく過程で、オバマ米大統領の金融規制強化計画と中国のバブル化を避けつつ8%前後の安定成長を持続させる計画に向けた金融引き締めなどの悪材料を織り込むことが出来るかに注目したい。●LED(発光ダイオード)関連主役と期待の豊田合成(7282)が26週線を割った。11月の直近安値時に下支えした200日線に60円強ののり代しかないが、これを割り込んでも、52週線、そして、11月安値の2180円が下値に待つ。●また、昨年何度か注目してきた半導体・液晶製造装置のスクリーン(7735)も09年3月の上場来安値109円を基点とした中勢上昇基調に変わりはない。昨年11月に下支えした26週線は366円水準であり、下値余地は大きい。頑強な相場は続いている。●ケアサービス(2425)が6日ぶりに昨年来高値を更新。介護関連株でもう一本の柱が誕生したか。メッセージ(2400)にも先行き刺激となると見てウォッチングを開始しよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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