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2009/07/09

◆日経平均は前日比129円安の9291円と7日続落。2008年10月2日〜10日にかけて以来の7日続落となった。8日の米株は総じて軟調に推移した。NYダウは14ドル高で終ったが、NY市場の騰落比率は値下がり1972、値上りは1025と値下がり数が圧倒した。IMFが示した10年世界GDP成長率が4月比で2.5%増予想に増額修正したことからまずは、買いが先行した。しかし、前週末のガソリン在庫Gさ予想外の積み上げとなったことをうけ、NY原油先物が続急落したことで、株式市場は売り優勢に。そして、10年物国債入札が好調だったことを受け、切り返された。■東京市場では、世界景気不透明感を背景に急激な円高・ドル安が進展したことから自動車、電機、精密・・など主力輸出株がそろって下落。市況悪化に伴う収益懸念から証券株が下げ、ファイナンスが嫌気された銀行株から続落した。

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◆電気機器セクターでは当欄も何度かピックアップした日電産(6594)が4日ぶりに反発した。昨年12月3130円を大底としたここまでの上昇基調は鮮明だ。収益改善計画は巡中に進行中と予想される。ここから、買うには中期では下降トレンドとあって腰が引けるが、ウォッチングは続けよう。全般相場の好転タイミングと重なった時、打診買いしよう。

◆ネット関連株では、ファッション通販を展開するスタートトゥ(3092)が続伸し、4日連続で今年2月の株式分割落ち後高値を更新した。3月11日に株式分割落ち後最安値5万6600円を付けてから株価3倍化が目前となっている。突っ込みあれば打診買いしたい。環境関連株が一巡感を増しつつあるなか、5月頃から人気を集めてきたのはネット通販関連株など。消費者の生活防衛意識の高まりを背景に、会員数の増加が急なうえ商品取扱高も急伸してきたことに注目が広がったものだ。値動きに軽さも個人投資家には魅力的。目先の回転をフル回転させ始めた。同社株も3月安値から上昇基調入り、今期予想PER31倍弱に若干割高感があるものの利益成長力から買い余地を残している。買うならば、損切り株価を決めてからにしたい。

◆当欄はかつて何度もバイオべンチャー株を注目した時代がある。ただ、ここまでで大樹に育った国内企業はない。04年の新規上場時から期待度NO1だったそーせい(4565)は今も挑戦が続いており、ようやく動きが見えはじめた?今年に入り、オーストラリア社との共同開発新薬は欧州で特許成立など共同開発薬での特許を取得し第3相試験を開始とめぼしい動きが見えはじめたという。赤字幅の順調な縮小もあり株価は、昨年10月の上場来安値から底打ち反転。5月以降上昇ピッチに弾み。週足「順線」となり、10万円台下値の調整相場を経て再始動を目指す!?

◆介護関連株の星取表は5勝3敗と順調だ。日本医療(9652)は6月下旬から矢のように上に上にとローソク足を伸ばしている。それでも株価は500円未満だ。当欄主戦のメッセージ(2400)は前日に25日線にタッチした後、きょう反転した。引き続き、全般安のなかで連れ安場面があったところから買い出動したい

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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