2004/07/09
◆9日、平均株価は6日ぶりに反発。米国株安から朝方の外資系証券の寄り前注文は1000万株超かつ5日連続で売り越しとなったが、突っ込み警戒感から引けにかけ自律反発色を強めていった。11日投票の参院選はたとえ自民党が不振だったとしても、景気・株式市場への影響は限定的であろう。むしろ、米国株の弱さがより懸念される。現FRB議長が就任して4度目の利上げを実施したが、過去3回は利上げ後13週前後の調整で反転している。今回は9月から10月に入ろうとする頃まで調整は続くということになるが、さて・・。ただ、その場合でも、日本株は調整色の強い展開ながら、それなりの独自相場を展開していく可能性が高いとみてよいのではないか。景気が堅調で、企業業績も拡大基調にあり、予想1株利益(企業価値)が上昇するなか、特殊要因が発生しない限り、ベア(弱気)市場が続くとは思えない。秋口にかけ注意しつつ楽観も必要との姿勢で臨みたい。
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◆東京製鐵(5423)は週足が下ひげの長い小幅陽線となった。ぎりぎりで来週以降への期待感をつないだようだ。合同製鐵(5410)は高値から4週目の再来週にかけて下げ渋れば買いのサインとみてよさそうだ。■引けにかけほぼ全面高に転じたなかで、自動車株の反発も急だった。関東自動車(7223)は年初来高値にあと3円が終値となり、週明け以降の高値更新に望みを託す。◎首都圏で木造戸建分譲住宅大手飯田産業(8880)は高成長・割安かつ三角もちあい上放れ株として上昇ピッチが加速し始めたここから強気したい。◎NOVA(4655・ジャス)は落ち後の動き快調。中期強気を継続。