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2015/06/02

◆5日には米雇用統計が発表される。この日も円は7日続落。が、利益確定売りに日経平均は13日ぶりに小反落した。なお、ギリシャが波乱要因であるが、個別銘柄ではしっかり、自分期待の銘柄を投資家それぞれ売買していくことに変わりはない。焦らず、ぼちぼち行きましょう・・。●5月28日付けでも記したジェイテクト(6473)がこの日続伸し2400円台を回復し06年4月最高値2615円にあと198円と迫ってきた。前3月期連結経常利益は793.79億円となり08年3月期の最高益728.96億円を更新、今期は売上・経常とも控えめ予想だが、経常は800億円となり、1株利益は142.9円と伸び過去最高、予想PERは16倍台央と控えめ。新幹線の足を裏で支える裏方だが、5月28日号で記したように米アップル先導の「自動運転車」開発競争でも、トヨタ(7203)をはじめ国内勢の動きが急となっており、新幹線の裏方だけでなく、自動運転車でも裏方として支える格好となる。高所恐怖症は付きまとうものの、稼ぐ力は高まっておりPER割高感は乏しい。なお、波乱場面があれば買いであろう。

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◆シスメックス(6869)が反発し、前週末の年初来高値7400円(権利落ち修正後では過去最高値)を目指す格好となっている。大和証券では今週の「投資情報ウィークリー」で同社を「全地域で計画を上ブレした好決算。今後も好調な業績動向が続こう」と紹介した。今16年3月期連結業績は、売上高が前期比12%増の2480億円(会社予想2450億円)、来17年3月期は14%増の2815億円、今期経常利益は11%増の510億円、来3月期は10%増の563億円に、1株利益は今期155.7円、来期172.6円に拡大する見通しだと好望視している。病気の診断や治療に欠かせないのが「検査」。同社は血液や尿、細胞などを採取して調べる検体検査器機器・試薬大手。世界150ヵ国以上で事業展開している。機器、試薬とも血液関連を中心に海外販売が好調に推移しており、血液検査装置血液中の赤血球や白血球の数を調べる測定分野の世界シェアは約4割を占めている。 大和では、「前15年3月期は中国事業が同72.5%増と大幅に拡大した。今16年3月期は前期比14%増の505億円を予想。試薬、保守サービスを検査機器と共に提供する同社ビジネスモデルが世界で確立されており、需要を獲得できると指摘。今後も海外事業の高成長により2ケタ増益が続くと期待できる」とした。株価は権利落ちもあって7000〜8000円が上値関門となっているが、権利落ち修正後では、長期上昇トレンドにあり、08年10月安値を起点とした今回の超長期上昇相場は、12年12月以降は概ね26週線、52週線の中期・長期線に下支えされたトレンドラインの上にある。足元、26、52週線とのかい離幅が大きくなっているのは、全般展開が厳しくなった時にはリスクとなるが、26週線(今日は6130円台)水準まで下げる場面があれば拾いたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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