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2013/08/05

◆日経平均株価は前週末比208円安の1万4285円と3日ぶりに大幅反落した。円の大幅反発により、前週末に米国でNYダウ、S&P500種指数、ナスダック指数3指数がそろって連日で最高値を更新したものの、この日の東京市場では、円が対ドル、ユーロで3日ぶりに大幅反発したことが嫌気され、薄商いのなか利益確定売りが広がった。出来高は今年初の20億株台割れ、売買代金は1.6兆円といずれも今年最低を更新する夏枯れ展開となってしまった。■前週末2日に発表された米雇用統計では、雇用者数の増加は4カ月ぶり低水準で前月実績や速報値を下回り、非農業雇用者数は2カ月連続で増加幅が減少した。なのに、株価指数は過去最高を更新した。それは、7月雇用統計の発表によって、「金融緩和継続」観測が広がったことが背景だという。いいとこ取りで、株価指数が最高値更新が続いていることは、買いの回転が効いているからにほかならない。米国景気が着実に好転しているとの期待感が市場温度を暖め続けているとの指摘があったが・・。

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◆サイバー(4751)が4日ぶりに小反発した。4月発表の今13年9月期連結経常利益予想は、ブログ関連事業は好調もAmeba事業への先行投資が響き前期比42%減の100億円と4期ぶり大幅減益見通しにある。が、会社側では同事業の投資を急拡大することによる先行きの収益化を追い求めている。知友アナリストはスマホ向け広告が急拡大するなか、同社のインターネット広告に勢いが付きはじめたという。そして、100億円の会社側計画の営業利益は、Ameba事業収益分の130億円を上乗せした数値を中心に想定したいという。あとは、24〜25万円水準にある昨年5月以来のネックライン、さらに、11年2月から11月にかけての20万円台後半の上値ネックラインへの挑戦に歩を進めることになる。まず、1単位打診買いをしてから、ウォッチングを継続しよう。

◆ショーボンドHD(1414)は5月高値と6月安値の高値圏での三角保ち合いを継続中。下支えするのは75日移動平均線であり、中期相場を示唆する26週線。高所恐怖症はあるが、着実な上昇基調を描いていることは魅力的。●NIPPO(1881)も7月高値1918円に急接近した。13、26週線沿いの上昇基調にある横河ブHD(5911)と「国土強靭化関連株」セットとして上昇トレンドが止む時まで拾っていきたい。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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