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2008/08/20

◆毎年恒例のM大学映画研究部OB会の案内状がきた。今年は映研創立85周年に当たり、OB会開催は21回目という。筆者はこれまで一度も出席していないうえ、会場となる大学のある御茶ノ水には昨年来一度も行っていない。会報をみると、同年代は相次ぎ仕事をリタイアーし悠々自適の毎日を過ごしているといった便りが多い。映画監督、文芸評論家、松竹撮影スタッフ、独立系映画カメラマンなど同学年映研マンに居並ぶなかでは、もう何年も映画館に入っていない証券会社調査マンから雑文書き?になった筆者のほうが異色といった感がある。■20日付の日本経済新聞朝刊は、「(同社配給の)宮崎駿監督の最新作『崖の上のポニョ』の興行収入が18日に100億円を突破した」と報じた。邦画で100億円を突破するのは2004年の同監督作品「ハウルの動く城」以来4年ぶりという。公開から31日間で興行収入は101億円、観客動員数は843万人を超えたという。8月末のべネチア国際映画祭へ参加するほか、話題は豊富。「ハウル」や「もののけ」の記録を塗り替える可能性が高いとも同紙は伝えている。宮崎アニメ・ファンには公開直前から関連特番が相次いでくまれたことで溜飲を下げている。

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◆さて、北京五輪開催中に、五輪後の景気失速懸念が高まり連続大幅安してきた中国株は20日、市場救済策、景気対策への各種観測が浮上、思惑買いが先行し、上海、深セン市場の値下がり銘柄数は1、もしくはゼロ!だった。上海総合株価指数は続急伸し、8日ぶりに2500ポイントを回復した。もっとも、上海総合は昨年10月の過去最高値6124ポイントからの暴落とあって、我先にと買いが続く間は、猛烈リバウンド相場が続くこうが、中国政府が市場の期待通り景気対策を打ち出すかは不明、政府がどう動くかが市場の方向性を決めるカギであることには代わりはない。

◆20日の東京市場は輸出株、金融株など主力株中心に小幅続落した。米国の住宅価格と金融各社の損失拡大に対する警戒感は残り、株価の不安定要因となる。が、下げすぎには反発展開も予想される。本欄は、当面は従来路線を変えず、「(人気薄の)小型株で好業績、割安、好チャート株」をメインに買い推奨していくのみ。

◆漢方製剤最大手のツムラ(4540)が、調整一巡感もあって2890円へと急反騰した。6日には06年9月以来の3000円台回復していた。テクニカル面の良化に注目したい。19日に若干割り込んだ月足ベースの一目均衡表で「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限へのプラス・カイ離を回復。9月には12カ月線が超長期線の24カ月線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現し、長期「強気」相場入りを示唆する。まず、打診買い。

◆ゴルフ、スポーツ・レジャー用品を小売全国展開するアルペン(3028)は、今09年6月期連結営業利益が2ケタ増益に。2000円固めから上場来初の中勢上昇相場への期待は大!7月第2週に26週移動平均線が52週線を上抜くGCを示現し、中期上昇基調入りが鮮明化した!●4日最高値28.06万円に目前まで切り返してきたセブン銀(8410・ジャス)に30万円台相場を期待。●400円台固めが続く東武ストア(8274)は時価からの「強気買い」を推奨。●プレナス(9945)は1600円割れで下値に届いた。12カ月線の24カ月線とのGCは今秋示現し、中勢強気相場が鮮明化する!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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