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2004/09/07

◆8月26日に本欄初登場のアツギ(3529)は出来高93万株(株価132円)だった。きょうは1.38億株に膨れ上がり東証1部出来高ランキングでトップとなった。高値は195円で99年11月以来4年10カ月振りの高値水準だがまさかの感じ。終値は前日比1円高の163円となった。もし27日寄り付き131円で買った投資家の多くは年初来高値の149円までに売ったであろう。一方、きょうの高値195円で買った投資家は?ネット経由のデイトレーダーだったら、175円割れからロスカット(損質を限定化する)の売りを出し、損失を確定し明日の相場に備えているであろう。■きょう、平均株価は続伸となった。しかし、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回るとともに、新興市場も元気がなく実に気難しい相場とのイメージで抱いたのではないか。主力株の動きが鈍く、2002年秋には負け組みとして断罪され売り叩かれた銘柄軍が主役を張っているからだ。(背景には、M&Aに絡む規制緩和や巨額マネーを持つ投資ファンドの存在がある)。また、低位株の回転商いでの成功体験も大きい。だが、アツギの195円を買ってしまい売り場に困り悩みを引きずる方は、花が咲く前の次の期待株のチェックをお願いしたい。◆注目低位株は森永菓(2201)。不二家と500万株の株式持ち合いしている以外はテクニカル面の良さがすべて。週足ベースのRCIが超売られ過ぎ水準から浮上中で今週ゴールデンクロス(GC)した。◎住大セメ(5232)は200日線が下支えし、RCIは先週GC済みだ。■次を狙うなら鉛フリーハンダ付けのタムラ(6768)、下値到達のマツダ(7261)の時価から強気したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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