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2004/09/02

◆8年ぶり平均株価の月足陽線を目指してスタートした9月相場(米NYダウ、ナスダックは昨年まで5年連続の陰線)は、続伸となった。7〜8月と昨年のバブル後最安値以降初めて2カ月連続陰線を引いた後だけに、歴史的なアノマリーを確認することとなるのか注目。本欄は当初、9月末から10月初めが分岐点としていたこともあり、8年連続陰線予想に組みしていたが、今は、8月安値1万545円を10月にかけての安値ゾーンと見て、早めに底打ち済みとの見方(実際にこの見方が成立するためには1万1400円前後にある26週移動平均線を上回ることが必要)を取っている。さて、続伸発進とはいえ1日の値動きは2日連続で100円未満とは不満が残る。■物色の流れはめまぐるしく変わる。きょうは米国で半導体関連が高かったこともあり同関連株が戻し電線株や通信各社も人気化。低位材料株も引き続き人気で2番手、3番手銘柄へと物色の対象が広がっている。新興市場も直近上場株が引き続き元気を取り戻し中。いづれにしても流れに乗るがポイントでは、中期買い銘柄はしんどい。目先はワンテンポもツーテンポもずらすべきか。

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◆8月の米新車販売台数は市場予想を上回る減少となり、トヨタは第3位となったものの1年半ぶり前年割れ。しかし、株価は小幅安にとどまり、関東自(7223)、洋ゴム(5105)が年初来高値更新。ブレーキ材の日清紡(3105)はきょう一時800円を回復し、日足ベースの一目均衡表の「雲」上限を上回ってきた。それにしてもマツダ(7261)は動きが鈍い、が、ここが辛抱。◎200日線割れで底打ちしきょう突飛高した住友大阪セメ(5232)はテクニカル好転でリバウンド狙いに魅力的水準。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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