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2012/06/22

◆今週末は、フランスの2人の監督作品を目が痛くなるほど見ることになりそうだ。と思っていたが、明日は友人が主催する前田陽一監督の映画を見にいくことになっていたのだ。WOWOWプレミアムでは今週月曜日からあす土曜朝までに60年代フランスの「ヌーベルヴァーグ」をリードした2人の監督特集を組んだのだ。ジャン=リュック・ゴダール監督とフランソワ・トリュフォー監督の・・。学生時代に見逃したまま見ることが出来なかった作品が多く、合計録画時間は何十時間を数えるやら。まずは、前田さんの喜劇の世界を観て、前田大好き人間達の集まりを楽しむことにしよう。そして、フランス2監督の作品は毎日1本づつ見ていくことにしよう。

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◆さて、日経平均は前日比25円安の8798円と3日ぶりに小反落。世界景気の減速感がさらに強まりユーロが下落。欧州株が下げ米国株は大幅に続落したうえ、今朝格付け会社ムーディーズが世界主要銀行15行の格下げを発表したことが追い打ちとなった。昨日発表の中国、ユーロの6月製造業PMIとも低迷。米国5月中古住宅販売は前月比減少し、6月FF連銀景気指数が予想外に大幅悪化した。しかし、このことが、ドルを買いこれまで持ち高を増やしていた円を売る動きを強めた。円は対ドルで5月16日以来の安値を付け、対ユーロで一時101円台まで下げるなど3日続落したことがクッションの役目を果たしたのだ。日経平均、TOPIXとも0.5%未満の小幅な下げにとどまり、1%前後の続急落となったアジア各国株式市場とは異なった動きが前日に続き目立った。もっとも、単に、買い込んで来た円を売っただけなのだから、手持ちの円を反対売買し益を刈り取っているのだから、「円安だから日本株は継続的に他のアジア各国の動きとは違って強い動きが続く」という訳にはいかない。結局は、欧州発の金融危機が解消に向かっていかない限り、世界経済が減速から、後退、冷え込み・・と悪のワナにはまり込んでしまう。日本株が堅調なのは為替の需給の良さに負っているだけなのかもしれない。東証1部市場出来高は15億株超えがやっとで売買代金は1兆円前後となお低水準が続いており、株価は強いとはいえない。もちろん、下げ過ぎの反動高はある・・。

◆ショーボンド(1414)は2200円台には入り昨年5月戻り高値を更新した。ここからは昨年3月の現体制下の最高値2315円も考慮し調整場面を想定すべきか。旧体制下では96年に4250円があるが、これは縛りにはならず。現体制下でのチャートを見て、利益確定売りも一考。あるいは、2000円トビ台を待っての押し目買いを狙うかだ。

◆新たな注目株として前号で紹介したインタスペス(2122)・マザーズはこの下部にしてはちょいと出来高が増加。前日比215株増の273株はいい。株価は3000円高の7.7万円引けで、5週間ぶりに短期線から長期線全てに対してプラスかい離を回復した。同社は成果報酬型広告を配信するが、スマートフォン(スマホ)向けアフィリエイト広告市場が急拡大しつつある。5月に年初来高値を付けた。が、12年3月中間期連結経常利益予想を増額修正したのだ。アフィリエイト事業でスマホ経由の売上高が好調に推移したことが主因であり、スマホ向け広告市場の急拡大で注目される企業として、サイバー(4751)とともに注目しよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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