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2010/06/09

◆なんてことだ。あすから久しぶりに休暇をとり、12日(土)に帰国する予定の姪っ子とその彼とともに一行5人でお楽しみの3日間伊豆海辺での温泉三昧?が始まるという、その、前日7日に、妻の次兄で姪っ子の父親が突然、昇天したとの電話とは!妻や姪っ子らはその日の午後の便で泣きながらの渡韓、帰国。再入国ビザがなかった妻の老母はきのう朝から筆者が動いてビザ、チケットを得て渡韓。パスポートがとっくに期限切れとなったまま放置していた筆者はといえば、後日、日を選んでの韓国行・・の愚かさ。残ったのは、USBチップにコピーした笑顔の姪っ子たちのおびただしい数の写真だけ。妻の次兄は韓国社会のなかで生活者失格のレッテルを張られたが、不器用な日々や病気から解放されて天に戻っていった。喜ぶべしと、電話先の妻にいったが、妻の涙は2日目のきのうも止まらなかった。

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◆さて、相場は厳しい。日経平均は前日比98円安の9439円と反落し、5月25日の年初来安値を更新、5月27日に付けた9395円の取引時間中の今年最安値もあわせて更新した。任天堂(7974)、ソニー(6758)、ホンダ(7267)・・・など欧州関連の輸出関連株・金融関連株や資源関連株などに幅広く売りが広がった。8日の海外市場で格付け会社フィッチが英国の財政赤字拡大を指摘、ポンドが主要通貨に対し下落し、ユーロは対ドルで4日ぶりに上昇した。NYダウはNY金先物の最高値更新、バーナンギ米FRB議長が景気楽観見通しを示したことを受けてNY原油も上昇したことで素材・資源株がリードし123ドル上昇した。が、東京市場では、前日の反発で米国株高は織り込まれていたとされ、若干円高に推移したこともあり、利益確定売りや戻り待ちの売りが広がった。■8日付け日経新聞朝刊は、主要国による昨年末の投融資残高は、ギリシャが2170億ドル、ハンガリーは1396億ドル、ポルトガルで2509億ドル規模だという。しかし、スペインは9257億ドル、イタリアは1億1451億ドルとなる。下位グループでここまで世界の金融・資本市場は大揺れとなってきた。しかし、ケタ違いの大規模債務国が攻撃された時を想定すると・・、買い戻しなどのリバウンドはあっても、ここで、株式市場で買いを唱えるのは高リスク過ぎる。

◆日経平均は3月、4月と24カ月線を上抜いたものの、5月末にはこれを割り込み、今月は24カ月線に上値を抑えられて一段下を模索する動きとなってきた。ラストランナー米国市場に期待するが頼りになるかは不明。■これまで、注目してきた銘柄も有効期間切れが近いものが多くありそうだ。ただ、1200円台から上が頑強だった東芝プラ(1983)だが、02年2月以来の長期上昇基調が崩れない限り、全般急落・暴落時の買い銘柄とすべきか。●スクリン(7735)も09年安値から4月高値まで5倍化した。52週線を割り込み一段安があっても、中勢上昇基調は不変と見ている。●きょうも5円だが日本調剤(3341)は上げ、年初来高値圏で踏みとどまっている。以前、長期だと収益様変わりとなり、株価は大きく水準を切り上げようと当欄で指摘した。が、08年高値3920円を前に、大幅調整安があっても不思議ないとも思い始めた。むしろ、そのほうが、自然な動きであろう。ウォッチングを続けたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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