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2007/05/22

◆きょうのポイントは?やはり、日経新聞朝刊記事「日本橋・兜町に新金融街」金融庁構想、報道であろう。本欄では、きょう昨年大発会以来の高値に買われた日銀(8301・ジャス)出資証券の高騰の意味については、4月24日号で、「日本橋地区開発関連銘柄であり、かつて含み資産評価の買いが流入した銘柄だ」とか記すなど何度か紹介してきた。そして、東京八重洲・大手町・日本橋一体は「最後の都心開発メイン地域」だとした。NTT都市開発(8933)、東京建物(8804)、三越(2779)などが地権者として存在感を強め、含み資産株として定評のある片倉(3001)、日清紡(3105)を添えて紹介した。東京日本橋の旧越後屋・三越周辺は三井村ということから三井不(8801)の高値挑戦も期待できよう。

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◆もうひとつは、やはりマザーズ市場、ジャスダック市場など新興市場が久々に確かな足取りで上値を追ったことで市場に安心間ガ広がった。ここまでは、負け犬のようにひたすら下値を試すうごきが続いてきた。が、新興市場銘柄を泣かせた3月期決算の発表は良くも悪くもほぼ峠を越え、「業績悪すなわち売り」を描かなくてすむようになったからだ。日経平均株価は、依然として26週移動平均線に下支えされた上昇基調を持続させており、ソニー(6758)は5年ぶりに7000台乗せを果たし、調整が続くトヨタ自(7203)との株価再逆転がせまってきた。●こうなれば、先に、「団塊の世代」の定年で消費が期待されるとしたゴルフ場の運営を手がけるパシフィックゴルフ(2466)も18日の上場来安値9万300円から新たに中期上昇相場に入ると期待できそうだ。●また、JUKI(6440)はこの日2ケタ増収2ケタ経常増益の前期決算と併せて発表した今3月期業績予想は、例年の「減収大幅減益予想」ではなく、2%減収前期並み経常益確保の見通しを発表した。既に今期業績悪化を予想し売り叩いた後だけにサプライズといえよう。見直し買いを推奨する。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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