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2005/02/16

◆新興プラン(6379・2部)が全般軟調展開のなか440万株超の大商いで逆行高。前日比32円高の282円高値引けとなった。本欄初登場は昨年8月24日付け(終値は129円)だが、筆者が買い推奨し始めたのは本レポートがスタートする以前、2003年9月1日にさかのぼる。その分、動意付く前に打診買いなどを推奨したい気持ちがあり、今回も高値から3週目を迎える今週から来週にかけてが押し目のポイントとみて、いつ本欄に書き込もうかとウォッチングしていたのだが、逡巡してしまった。その迷いは投資家心理と共通であり参考になると思い書き込んでみる。 直近の値動きだが、昨年来高値は1月24日の295円。今回の相場スタートは昨年5月に付けた昨年安値95円で、8月9日に113円までダメ押しを入れた後、26週移動平均線が52週線を上抜くゴールデンクロスを示現しほぼ一本調子の上げとなった。1月の高値後の調整では、「昨年5月の安値95円からの上昇率の高さ、12月13日の直近安値171円からでも72%の急上昇となったことを考えれば、通常は日柄整理がもっと長引くものだ」との思いがあった。(一般的な上昇相場時の高値調整パターンでは、高値から3〜4週目の調整場面で買って、5週目以降の上昇を待つが)。実は、きょうが第三者割当て法による転換社債(転換価格259円)の払い込み日であり、あすから新株予約権の行使を請求することができるのだが、きのうおとといと日足が陰線となったことで迷ってしまったのである。「上値が下がり気味であり空振りするかもいしれない」との思いがあった。日柄整理が足りない状況でのきょうの急騰劇だが高値を更新していくほど条件が整っているようには見えない。03年の相場スタート時には特定筋の介入説のあった銘柄。あす以降の動きに注目。

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◆利益確定売りが先行の展開だが、総合商社では丸紅(8002)、三菱商事(8058)が昨年来高値を更新し、専門商社ではスターゼン(8043)が更新した。三井物産(8031)など高値圏で強張っている銘柄が多い商社株に明日も注目したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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