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2009/04/23

◆日経平均株価が前日比119円71銭高の8727円30銭と続伸。TOPIXも3日ぶりに反発した。22日の米国市場で、NYダウは反落しており、「NYダウ安・日経平均高」と18日ぶりに米日相場が逆方向に動き、日経平均の底堅さが目立った。テクニカル面から注目されていた25日移動平均線に肉薄した後、上げに転じたことから、25日線を下値サポートラインとし、4月10日の年初来高値からの調整は完了したとみた買いが広がった。東京外為市場で一時1ドル=97円後半の円高に振れた後、午後に伸び悩んだこともあり、資源関連株と銀行・保険株を除く33業種中26業種が上げ、値上がり寄与率の大きい電気機器、輸送用機器など輸出株だけでなく建設株や電力・ガス株などディフェンシブストックまで幅広く買いが広がり、引けにかけ次第高となった。

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◆24日の国内企業決算発表予定では、日本電産(6594)、野村総研(4307)、花王(4452)、中外薬(4518)、JFEHD(5411)、東製鉄(5423) 、新神戸電(6934)、リコー(7752)、野村HD(8604)に注目。■23日の米企業決算発表予定では、マイクロソフト、サンパワー、アムジェン、アマゾン・ドット、クレディ・スイス・グループなどが注目される。

◆公共投資関連株では、当欄は、橋梁で横河ブリッジHD(5911)、道路では日道路 (1884)をテクニカル面、信用需給面からピックアップし注目してきたが、なお、一段高が期待できそうだ。横河ブHDは昨年2月安値388円を基点とし、26週移動平均線沿いに上昇基調を描いており、今週は13週線を7週間ぶりに明確にクリアして終わりそうだ。17日現在の信用倍率は0.87倍と取り組みは厚くないものの売り長が続く。●日道路は先にも記した通り、昨年10月安値86円の2ケタ地獄から這い出し、13週線沿いに上昇基調を刻んでおり、今年3月第1週に26週線が52週線を上抜くゴールデン・クロスを示現して、まだ日は浅い。信用需給は売り残株がわずか減少はしたが、215万株の売り残を残し、0.42倍と売り長が続く。

◆東京1部市場を横目に、新興市場の時価総額上位銘柄で、ネット関連株の楽天(4755)が200日線突破目前にある。週足チャートは5万円台を中心とした保ち合い相場が続いているが、日足から短期狙いができる格好となっており、200日線突破から付きたい。また、きょう急騰してしまったがカカクコム(2371)、ぐるなび(2440)なども引き続き「買い」銘柄としてウォッチングしたい。●あとは、2000円固めが終了しつつあるABCマート(2670)は13週線突破目前のここから打診買いしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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