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2004/12/02

◆きょうの東京市場は、きのうと逆のニュースが米国から伝わり全面高。1日、米国では原油先物が大幅下落し景気への楽観論が回復、個人支出項目で期待値を上回る指数もあって12月のクリスマス商戦と株式市場への期待感が高まった。決算発表直前のインテルの大幅高を受け半導体株指数が急反騰。S&P500種指数は01年8月以来の高値を回復し、ナスダック総合株価指数は1月26日以来の高値・・。で、東京市場でも主力ハイテク株から建設株、主力銀行株、鉄鋼株・・とおいしいチャンプルの出来上がり。もちろんピリッと辛い低位材料株のゴーヤー入りだ。もっとも、個別で方向性が見える銘柄は増えても、平均株価など株価指標は方向感のないまま。というのは、日本市場は米国市場の2〜4カ月後を追っているからだ。今春、日本経済や日本株が米国の停滞をよそに上昇し逆デカップリング(非同調)時代入りとの声が上がったが、実際は米国に送れて角を曲げっていたからそう見えただけだったのだ。これで米国株が急反落すればあすの東京市場は落胆ムードの倉庫になってしまうだろう。といっても、個別銘柄で上昇基調に転じた銘柄が増えつつあり投資資金は行き場に困らないか。

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◆主力3銀行では三菱東京(8306)三井住友(8316)、みずほ(8411)とも週足「雲」上限を上抜きそれぞれ足固め中。■エレクトロニクス株ではW底から反騰し11月戻り高値更新の日立国際電(6756)。◎年初来高値にある電気硝子(5214)、そして◎300ミリウエハ再生事業が業績牽引のラサ工(4022)の280円処でのもみあい場面から強気したい。■好チャート低位株では、200日線沿いに上昇する神鋼商事(8075)、◎170円買いとなった東亜建(1885)を時価から買い強気を推奨。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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