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2013/11/11

◆病院は気長でなければ行けないことを久々に思い知らされた。8時半に妻が予約を入れに向かい、この日の患者である私は9時半過ぎに出かけた。しかし、問診・検査などが終り病院を出た時には12時が目前。あちらこちらでひたすら待つことで大半の時間は過ぎた。大病院は来院者数が増え続ける。かつて出かけていたそう遠くない総合病院は、以前は、救急病院などもあって随分混雑していたものだ。しかし、今は救急もなくなり、ひところの忙しさからは随分と変わってしまったと妻はいう。もっとも、近所の個人病院はといえば以前とさほど変わっていない、近くにあるマイ病院としてにぎわっているともいうのだが・・。病気と喧嘩しないで、ほどほどに付き合いたいものだが、かつての医者要らずも、年には勝てない?

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◆さて、前週末の米国市場では、NYダウは2日ぶりに終値の最高値を更新した。10月雇用統計で雇用の伸びが予想を大きく上回った。連邦政府機関が一部閉鎖されたものの雇用に影響を与えなかったことから量的金融緩和の早期縮小観測が広がり、長期金利は上昇した。以前は、金利上昇が話題となり売りが先行していた。しかし、8日は違った。「経済回復により緩和策縮小懸念を乗り越える」との見方が優勢となったというのだ。いいとこ取りの動きは、上昇基調が続いていることの反映でもある。■東京市場では、米国株高に加え、円が対ドル、ユーロで反落したことが追い風となり輸出関連や金融関連から物色の輪が広がった。日経平均は3日ぶりに急反発した。ただ、出来高は7日連続で減少した。上昇相場は通常、出来高が増加しつつ株価は上昇していくものだが、5月の本年最高値1万5942円を見上げつつ、1万4000円台攻防戦がなおも続いている。幸い、海外株高の後押しもあり、中期相場を示唆する26週移動平均線に下支えられている。円安が続くこと、海外勢の買いが止まないことが明暗を分ける。そして、企業業績好調が株価を後押しする。

◆以前も記したが、セブン銀(8410)は前週末8日後場中に発表した今14年3月期上期(4−8月期)連結経常利益は前年同期の非連結比で16.8%増の193億円で着地。通期予想の346億円に対する進捗率は55.8%とこの5年間平均53.3%を若干上回った。ただ、後半の7−9月期(2Q)は同14.1%増の95.7%となっており、会社予想の下期経常利益ほぼ横ばい予想は慎重との見方も出来ることから、テクニカル面では、前週末に続き、26週線を上回ってきた。300円台とび台には長期線の52週線が控えている。セブン&アイHD(3382)とともに中長期銘柄として、引き続き強気で押し目を拾っていきたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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