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2013/07/19

◆21日の参議院選投票日を控えたこの日も、朝方は買いが先行した。18日の米国市場では、景況感の大幅好転を背景にNYダウは3日ぶりに最高値を更新。S&P500種塩数は取引時間中の最高値を更新したこと、円がNY市場だけでなく、この日朝方の東京外為市場でも4日続落したことから、幅広く買いが先行。日経平均株価は寄り付き直後に1万5000円に急接近した。しかし、利益確定売りから、先物先導で下げに転じ、前場後半には400円近い下げに転じた。その後も、中国株が後場続落(終値では9日以来8日ぶりに2000ポイント台割れ)展開となったことも重なり、引けにかけ安値圏でもみ合う動きが続いた。■選挙は水もの、やってみなければわからないとはいうが、今回の結果は誰もが考えている通りの結果になりそうだ。パフォーマンスしか知らなかった?民主党が自滅し、国民の期待を見事に裏切った結果が間もなく現れる。民主党の自壊が生んだ悪い時代の加速にならなければいいのだか・・。政治の世界は良い方向にはなかなか動いてくれないが、悪い方向にはあっと言う間もないほど早く転がっていく。既に、日本企業で世界のN01がどのくらい消えてしまったものやら・・。戦後の日本経済の成長に沿って育ってきた戦後第一世代の我々が子供の頃は多くが貧乏であり、それが当り前のように育ってきた。そして、「良い夢を見させていただいた」といいつつ退場できそうだ。しかし、これから成長期入りする世代は如何に年を重ねていくのか、随分と骨が折れる世代となる?

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◆さて、週明けだが、米国経済と株式市場の勢いに対し、「法」とは共産党のことだという中国株式市場とは天と地の距離に離れた状況が続きそうだ。日本はといえば、「アベノミクス」がこの先どのような展開となるのかが気になる。あの一族の保守性の鎧が首相の発言のなかから透けて見える。願わくば、経済専念で政策運営していただければいいのだが。    テクニカル面では、日経平均が6月安値時に中期相場を示唆する26週移動平均線で下げ止まったことは意義がある。後は、5月高値をクリアし、中勢上昇相場第2段入りとなるか、失速し、6月安値1万2415円と26週線を割り込み、二番天井打ちで、長い調整に入っていくか?どうかがポイントとなる。カギを握るのはやはり海外勢であり、ということは、海外マーケットの動向次第ということである。しかし、そうならないよう、安倍首相は一段と経済に軸足をおいていただきたいのだが・・。

◆大塚HD(4578)も日経平均と同様、26週線沿いのチャートを描いている。5月高値3630円が射程圏内に入ってきた。3600円すいじゅんにある高値の壁をいかに乗り越えるか、引き続き、注目したい。●直近で紹介しているセブン銀(8410)は5月高値をきょう更新した。全般深押し場面があり350円前後の75日線に接近したところがあれば、拾いたい。●ショーボンド(1414)も3700円どころに上げてきた26週線まで下げたところから、打診買いしてみたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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