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2014/02/20

◆日経平均株価は前日比317円安の1万4449円18銭と大幅続落。(1)19日、IMFは新興国市場の混乱が長引くことや欧州のデフレリスクに警告を発した。(2)米1月住宅・建設統計は予想を下回り、NYダウが続落しナスダク総合指数は9日ぶりに反落した。(3)日本の1月貿易赤字は単月で初の2兆円台乗せ・・とあって、売り先行のスタートとなった。(4)10時台後半に入ってきた2月中国製造業PMI速報値は新興国ショックを生んだ1月からさらに低下しエコノミスト予想も下回った。そして、(5)円が101円台へと上昇に転じる追い打ちに下げ足を早め1万4500円台割れ。その後は1万4450円を挟み大幅安水準でのもみ合いに終始した・・。「これ以上悪いことはない」と言うほどではないが、厳しい状況であった。■前日は退屈な相場。この日は厳しい相場となった。前号では、「あらかじめ恐れを抱いている時には厳しい場面はあってもすぐに織り込み済みとなりそうだ」と記したが、それ以上の恐れが膨らんだ塊が次々と押し寄せてきた格好だ。当欄は、引き続き首をすくめて、霧が薄れるまでマーケットを見守るしかない・・?■前号で記したMUTOH(7999)は出来高を大きく減らして5日ぶり反落。ただ、10円安にとどまったことが、あす以降の上昇バネになるかは?失速懸念を残す。4日安値から前日まで115円、27%上昇したのだから。米3Dシステムズは5日ぶり小反落だったが、MUTOHはさて?490円処にある26週移動平均線水準で下げ止まるかが試金石だがウォッチングを継続・・。●23日(日)の東京マラソン2014大会が晴天下で行なわれますように!と期待は、当欄注目銘柄フォトクリエイト(6075)。この日は相変わらずの薄商いながら一時163円高の1940円まで羽ばたいて、53円高の1830円引け。残念ながら、「長大上ヒゲを引いた小幅陽線引け」。これでは、明日が思いやられる・・。なにかあった?あった、日経電子版の19日20時半頃にアップされた記事が。「【新事業】インターネット写真サービスは天候不順でイベントが中止になるリスクがあるが、経費の抑制で補う。フォトクラウド事業は教育領域が好調。契約写真館の売り上げ拡大で収益が増加。増収増益。マラソンなどの大会参加者に向けた写真の共有サービスを開始。広告事業の収益拡大に期待。」と・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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