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2011/01/12

◆12日で筆者は前期高齢者の仲間入りだ。高校卒業時、47年間で郷土・愛媛およびわが山村にたった1回しか帰らないなんて思いもしなかった。高校の修学旅行は東京と周辺を廻った。そして、修学旅行列車!が東京を離れる時、もう二度と東京へは来ることはないと思いつつ、じーと窓の外を眺め続けた。が、その東京で根が生えたように今のいままで生活を続けてきた。この春こそ妻と二人で山村と我が高校の町、そして、「坂の上の雲」で活気付いた松山に行こうと思う。山村へ、愛媛へと足が向かわなかったのは、父の仕事の関係で一家揃って東上したうえ、山村が廃村状態になっていったせいでもある。夢は夢のままがいいというが・・、ボケず体が動く間にゆっくりと時間をかけて旅したいものだ。

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◆さて、東京株式市場。日経平均は2円高の1万512円とわずかに反発し、TOPIXは小幅に4日続伸した。11日に日本政府がアイルランド支援に向け欧州金融安定化基金(EFSF)債を1000億円購入すると発表したことを受け、ユーロが反発。欧州への警戒心が「一時的に」和らいだ。つれて、銀行株並びに不動産株を買う動きが広がった。ただ、後場に入り、対ドルで円高に振れたことから輸出関連株に利益確定売りが出、海外商品市況高はあったものの資源関連株にも当面の利益を確定する売りが膨らみ、指数は上げ幅を縮小した。日経平均は昨年9月安値8796円から11月2日の調整を経て、この日高値1万576円まで、20.2%上昇した。TOPIXは昨年11月2日安値799ポイントからこの日高値935まで17%の上昇だ。出来高は4日連続で20億株を超える大商い。米国景気と企業業績が堅調。中国はインフレを利上げで押さえ込む姿勢だが、共産党独裁政権は成長政策を継続しないわけにいかず、アジア新興国経済も伸張・・。円は1ドル=80円台前半ながらなんとか、一段の円安は避けてきた。企業業績は来12年3月期もそこそこ順調との見方を背景に、昨年11月から2カ月を超えて上げてきた。東京市場だけでなく、世界の動きを見る必要はあるが、先駆株から利益確定売りが優勢となる可能性が高まっている。買いは調整色を強めてからでもいいといったスタンスで臨むべきか?

◆昨年の株価上昇率トップは埼玉、千葉でマンション分譲を手がけ、今3月期にかけ2期連続経常利益大幅伸張見通しのフージャース(8907)だった。が、4日大発会に4.2万円の07年11月以来高値を付けたものの、きょうは3.6万円台と4日連続で急落した。●先に記した、臨海副都心で最後の大用地を取得した住友不(8830)も昨年7月から7カ月連続月足陽線で44%上げてきた。09年戻り高値2165円前後で調整盤面があっても不思議はない、が、引き続き注目したい。●東急沿線の住人としてはもうすこし小ぶりの東急不(8815)の400円前後から拾ってみたい。09年5月以来の400円台相場からの浮上が読めるチャートとなりつつある。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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