バックナンバー

2005/03/31

◆隣家の庭に桜が4輪咲いた。あすにも開きそうな蕾も増えてきた。3月31日、04年度末の我が家の桜開花宣言である。本欄スタートから1周年も近い。04年度末平均株価は残念ながら29日の大幅下落が響き前期末比47円マイナスで終った。しかし、期中、景気後退あるいは踊り場論議があり、円高、原油高騰シーンがある中では良しとすべきか。もちろん、良しとすべき根拠のなかには、年度を通して物色対象に困らなかった上、出来高、売買代金が極めて高水準であったことを含む。物色セクターが循環したことで銘柄の乗換えがスムーズにいったことはいい相場であったことの証(あかし)だ。もっとも、本欄は魁(さきがけ)というよりも半歩か一歩先を照らすサーチライト的な存在もしくは半歩か一歩遅れのリスクの高い存在と化した面があると反省多々あり。

PR : リアルタイムで「買い信号」点灯銘柄をスクリーニング。


◆05年度相場は、日銀短観の発表で始まる。その後、米国の雇用統計発表が続く。きょうの反騰の主因はやはり米国株の反発であろう。原油価格の続落で買い戻しなどが先行したというが、悲観の行き過ぎの反動高に過ぎない可能性もある。雇用統計発表後の相場をみて判断しよう。もっとも、原油価格は前回高値を大きく上回ることがなかったことから、(40ドル台で高とまりするだろうが)うまくすれば、天井知らずの怖さから開放してくれたかもしれない。

◆NTN(6473)は日経紙に05年3月期連結経常利益が16期ぶりに過去最高更新見通しだと報じられ、急反発となったが、06年3月期予想EPS40円台乗せから割安感が強い上、きょうの5日RCIはマイナス91.2%と極端な売られ過ぎ水準。あすからは急浮上が予想される。ここは打診買い、押し目があれば積極買いとしたい。■YOZAN(6830・マザ)がストップ高。新たな材料が出たわけではない。新たな上値ためしの動きに入ったというべきか。◎本欄注目株ジャックス(8584)が一時702円。29日の昨年来高値794円から一気の下げだが、悪材料がでたわけではない。小口売りで下げただけ。中期押し目買い継続。◎あと、スクリーン(7735)、加地テック(6391・大2)継続注目。◎東急(9005)は押し目限界に接近。

PR : 誰よりも早く!業界初の「分足テクニカル・スクリーニング」。


魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

愛用のチャートソフトはSTOCK BOARD

リアルタイムチャート

スクリーニング
STOCK BOARD
2週間お試し受付中!
メールマガジン

アナリストレポート「魁」など有力銘柄情報を配信〜トレーダーナビ

   

メルマガバックナンバー

powered by まぐまぐトップページへ