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2006/05/29

◆きのうの日本ダービーで皐月賞2着馬のドリームパスポートが3着となった。筆者が20年以上通う近所の理髪店の2代目が共同馬主となっている馬ということでみてきたが、デビュー戦からここまで全て3着以内に入っているきさらぎ賞馬だ。夏を無事に過ごせば秋競馬でのもう一段上がり目が楽しめる馬となりそうだ。筆者も証券会社に就職し土曜日に中山競馬があると先輩たちと一緒に馬場に出かけたものだ。馬券を買うよりもパドックや本馬場で馬をじっと眺めることやレースを推理するほうが好きであしかけ8年近く競馬になじんだ。もちろん、2代目は株式投資も自分なりの見識を持っており、達者だ。それにしても、株も馬も当たり外れはあるが、彼が共同馬主の一員となったなかでは1億円超でセリにかけられた馬が1勝もできず期待ハズレに終る一方、ドリームパスポートはその3分の1強のセリ値の馬だが、出走ごとに投資分に応じての配当をプレゼントしてくれるのだから面白い。しかもダービーで3着とはあっぱれというほかない!筆者の競馬は1975年のダービーでカブラヤオーが一人旅で逃げ切り勝ちし、オークスでテスコガビーがぶっちぎり勝ちしたところでほぼ終った。その後はもっぱら週末ごとの友人とのドライブあるいは島旅行に興味が移り、「誠備グループ」の登場と前後して株式調査・情報畑の仕事に追われるようになっていった。

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◆さて、週明けのアジア市場は、今夜の米市場祝日もあり、東京市場をはじめ鈍い動きのまま終った。9指数が上昇し7指数が下げた。東京市場は朝高も途中から上値が重いのをみた先物からの売りが主導し下げに転じた。ただ、鉄鋼株はしっかりで終った。といっても、新日鉄(5401)が上ヒゲの長い陰線を描き、JFEHD(5411)は4950円まで買われ上場来高値を更新したものの、結局、上ひげの長い十字足に近い格好で終わったためあす以降失速するリスクがあることを示唆した日足となった。鉄鋼株は昨年暮れから待ち望んでいたのであり、ここであせることはない。二進一退とみて上昇エンジンに火が付くまであわてず押し目買いで臨みたい。

◆きょうもマザーズ、ヘラクレス市場は年初来安値を更新した。個人投資家の市場離れが続いているようだ。マザーズ市場の値上がり銘柄数はわずか14。●ジャスダック市場のYOZAN(6830・ジャス)は上場来初めて5ケタを割り込み、一時2000円安の8950円ストップ安に売られる場面があった。同社予想の今3月期増収経常益収支トントン見通し及び事業モデルに対して市場は疑問符を投げかけているのだ。●本欄が直近で推奨のシライ電子(6658・ジャス)は1860円まで買われ、16日の上場来高値を更新した。どこかで高値波乱がありそうだが、その時も中期強気で押し目を拾っていきたい。●資源開発に軸足を移したIBダイワ(3587・ジャス)はじわり下値を切り上げ、240円台の目先の壁に挑戦中だ。その上には290円台がそして昨年8月高値317円が待ち受けている。思惑株と割り切って挑戦するのも一手。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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