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2013/12/20

◆12月第3週末、日経平均株価は前日比11円高の1万5870円と小幅に4日続伸した。後場後半から下げ幅を縮小していきラスト2分でプラスに転じた・・。18日量的金融緩和縮小決定で急騰し最高値を更新したNYダウだが、19日は、一大イベント終了もあって小幅高にとどまり、S&P500種指数など他の主要指数は小反落で終了した。NY円が続落したことから、東京市場でも円は対ドルで4日続落し、対ユーロでは反落した。しかし、前日に日経平均は年初来高値を更新し5年2カ月ぶり高値をつけたこと、加えて、13年相場もラストシーンとあって利益確定売りが上値を抑えた。その時、裁定買いが入ったのが、日経平均指数寄与率断然トップのファストリ(9983)。前日比1100円高で終了し、他の日経平均指数採用銘柄が踏みとどまった結果だ。裁定業者にはファストリやファナック(6954)、ソフトバンク(9984)など寄与率の高い銘柄はなくてはならない重宝な銘柄ということを、改めて知らされた日でもあった。

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◆大相場を出した年は、「来年もう一丁!」との期待を高めた大納会となることが多い。が、二度も三度も良い思いしたいという願望は、むこうから外れていくものだが・・、さて、新年は?「経済を好転させて人心を捉え、下に垣間見える鎧を悟られたくない」なんて下心がなければ、「アベノミクス」相場が新年も続くのだろうが・・。取り巻き連から強面の顔しか見えてこないのは悩ましい。■さて、筆者は、セブン&アイ(3382)は4000円台での年越し、新年相場への期待感が高まるばかり。こんな時は、注意が必要だ。しかし、4000台相場への準備は5月から半年以上にわたって続いてきた。下からは、各種下値支持線が突き上げ続けている。トップスピードでの上昇でなかった分、少々、下ブレがあっても、余裕を残していることが強みとなろう。同様に400円台相場への準備が終りつつあるセブン銀(8410)とセットで期待したい。■前号に少しばかり記した一六堂(3366)は週明けに再度紹介する。今春、500円割れ水準から一気に900円台乗せした付けが大きいうえ、想定外の居酒屋苦戦で業績が急悪化し株価は半値以下・・。MUTOH(7799)、セーレン(3569)・・なども再度紹介する。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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