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2007/10/22

◆22日、アジア市場は、米国発、自国市場事情にあわせてインド市場を除く13市場が暴落した。日本市場では、東証1部はTOPIX業種別株価指数33のうちディフェンシブストックの電力・ガスを除く32業種が下落、日経平均株価は2.24%下げ、375円安の1万6438円まで一気に下げ、朝の寄り付きの時点で最後の砦である24カ月移動平均線を割り込み、23日以降の動向が一段と重要となっている。

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◆なかで、東証マザーズ指数とジャスダック指数(ジャスダック平均は下落)の2新興市場指数のみ上げており、目を引く。また、東証1部市場では、新興市場と同様に「よく下げたものがよく戻る」といわれるように大手消費者金融株がそろって値上がり率上位に登場した。<いずれも、06年1月高値銘柄や昨年1月以来高値後、今夏まで下げ続けてきた銘柄群が戻りを大きくしている。■ジャスダック市場の楽天(4755・ジャス)やマザーズ市場のミクシィ(2121・マザ)、ngi(2497・マザ)、サイバCOM(4788・マザ)、1部市場ではヤフー(4689)など・・ネット関連株が米グーグルの好決算、好人気に後押しされ、自律反発から、本格反騰が期待される銘柄も散見され注目される。マザーズ市場の売買代金は645億円程度まで回復、活況時の800億円〜1000億円水準に向け前進中だ。

◆22日の米国株は反発した。23日の東京市場は、銀行株の一角など前日後場に下げ渋った動きの延長戦上で「戻りを」試す動きに転じるか。

◆当欄銘柄も残念ながらよく下げた。かろうじて、16日付け紹介の建設機械用エンジン増産の自動車部品(7233・東2)が19日に業績予想を増額修正したことに目をつけた買いが先行。カイ気配から始まり、一時90円高の719円まで買われたくらいが目立ったか。●当欄主力の原子力用バルブ関連のトウアバルブ(6466・東2)は、75日線に接近したところで下げ止まり、23日以降の動きを見ることになった。●が、原発用歯車などを手掛ける日ギア工(6356・東2)は、19日に08年3月期中間及び通期連結業績予想の修正を発表。売上高増額も利益面を減額し、営業益と経常利益は増益予想から一転減益見通しになったことが嫌気され、減額修正に失望売りが浴びせられる厳しい相場を実感させられた。

◆引き続き、原発関連株などの厳しい下落場面は、75日移動平均線や52週線、24カ月線とのかい離をチェックしつつ、買い場を探したい。ここまで紹介してきた銘柄群も同様だ。●ボロ株といわれるシルバー精工(6453)は思惑株と割り切れる投資家の方のみ50円前後を仕込み、銀行預金のつもりで長期注目株だった新興プラン(6379)並みに保有して見るのも一法。シャープ向け液晶関連株として注目。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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