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2014/05/12

◆カジノといっても随分と前に、ソウルのシェラトン・ウォーカーヒルや済州島のホテルで友人や妻の兄弟達と入ったことがある。が、勝負気のあるものは誰もおらず・・。その後、10年前の4月より日本でも放送され、「冬のソナタ」、「チャングム」とともに韓国ドラマ・ブームをリードした「オールイン」(日本のタイトル「オールイン 運命の愛」、実在のギャンブラーをモデルとしたものでイ・ビョンホンが演じ、一気に人気化)を繰り返して見た。そして、つくられたドラマの世界でカジノの世界を覗き、聞きかじった。■先週、堀紘一著「カジノ論」(角川書店・ONEテーマ21)を書店で見つけ、さっそく買った。「金儲けの下手な日本人のための」との冠をかぶった同著。反論部分はあるが、カジノと日本のパチンコとの決定的な違いなど面白く読み進んでいるところだ。早い時期にその報告をしたい。●さて、前号でもALSOK(綜合警備保障)(2331)を紹介したが、この日も大幅高で3連騰し2007年1月の過去最高値2490円にあと13円と迫り、109円高の2471円引け!当欄では、カジノ(統合型リゾート)関連株としても位置付け、直近で紹介した銘柄のひとつ。7年ぶり高値更新から一息入れて、もう一段高となるか、直進する?●CSP(9740)は今2月期連結経常2ケタ減益予想が難点。ただ、中・長期線沿いの上昇基調が続いており、足元、1000円台固めの最中だが、ウォッチングを続けたい。

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◆この日14時にプリマハム(2281)が発表した前3月期連結経常利益は前期比17.4%増の93億円と5期連続で最高益を更新した!日経報道に押し出されて同社が減益予想から92億円に引き上げたのは4月28日。それでも、今期については例年通りの減益予想!ただ、前期比7.5%減の86億円と従来比では減益幅が小さくなっているのは同社精一杯の好意?前場には240円と1年ぶり高値圏を付けたものの、決算発表後は210円台を見るなど相変わらずの相場・・に転じた。昨年は全般相場高騰局面とあって294円までみたが、今年は240円止まり!?この後は、例年通りの失望売相場に転じる投資家泣かせ相場?賢い投資家は喜ぶ例年通りの同社のディスクロジャー姿勢だ。「過去数十年間、食肉加工業の中で万年4番手以下の企業だが、前期は2ケタ増収と12年3月期から同業他社比高い伸びが続いており、好業績を達成しているが、これは同社の生産効率向上策がはまっていると考えられる」と「日本の問屋は永遠なり」の著者有賀泰夫アナリストは4月下旬の同社リポートで指摘した。●日ハム(2282)はこの日大引け後に決算(米国会計基準)を発表。14年3月期連結税引き前利益は前の期比25.9%増の353億円、15年3月期は前期比4.8%増の370億円見通し。5期連続増収・3期連続増益予想だ。もっとも、同社は収益構造が他社とは異なり、変動の激しい食肉収益のウェイトが高い・・。一方、「プリマの今期経常益は100億円超えの可能性もあろう。時価総額は500億円を超えた。ここからバリュエーションが上昇すれば、アナリストも無視できない規模になってくる」と同アナリスとは指摘する。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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