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2008/11/10

◆週明け10日、筆者の朝夕の通勤は大変だった。朝、東急東横線がポイント故障で遅延、渋谷まで通常でも満員なのにこの日はすし詰め状態のままのろのろ運転で倍以上の通勤時間。次ぎ、渋谷駅で山の手線に乗り換えようとすると、こちらは品川駅の人身事故により運転見合わせ中。仕方なく京王井の頭線で吉祥寺駅まで行き、JRに乗り換え、ようやく荻窪到着。家から45分強の通勤時間が倍の1 時間半を体験。おまけに、帰りはまた、東横線で人身事故がありダイヤが乱れ・・、本屋で時間つぶしをして無事に帰宅。■近頃、東急東横線は「混雑遅延」が常態化しており、人身事故もかなり増えている感じがある。筆者が東横線沿線住人となって25年、田園都市線もそうだが沿線人口の増加で乗客数が輸送能力を上回りつつあるということか?

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◆決算発表が本格化しているなか、東京株式市場は、厳しい経済統計や企業業績の発表が続くなかも、9日に「中国が総額約57.53兆円(4兆元)強の景気刺激策を発表した」ことを受け、欧米株が急伸したこと、世界株式が10月下旬にいったん、下げるところまで下げたこともあって、<二番底調べに入る前の上値を試す動き>が勝った状態が続いている。東証1部はTOPIX33業種すべてが上昇。値上がり銘柄数は1400を超え値下りの248を圧倒した。もっとも、出来高は21億株台にとどまり、売買代金は1.65兆円にとどまった。

◆セブン銀(8410・ジャス)は先週後半に30万円前後の上値関門を突破したこともあって、上昇スピードをアップしてきた。35.5万円と連日の上場来高値引けだ。●先に当面の注目株としたひとつショーボンドHD(1414)が一時1879円まで買われ、9月1日のHD化後の高値1935円突破が見えてきた。地震多発で耐震工事向け補修関連が伸びており、中勢上昇基調が続きそうだ。「強気の買い」!

◆積水化成(4228)が14円高の285円と急反発し26週移動平均線を回復した。住宅関連株の低PER・PBR株として注目としたい。10月末発表の今09年3月期連結営業利益予想は、前期比2倍増の41億円とする期初予想を据え置いた。親会社積水化学(4204)が23%を保有しており、浮動株比率は15%台と低い。9.1%保有の外国人投資家が売却したとしても、親会社が受け皿となりそうだ。291円にある52週線291円突破は目前だ。52週線は昨夏来の上値ネックラインだがこれを突破したところから一段高目指す展開が期待できよう。「強気の買い」方針とする。

◆リソー教育(4714)も4190円の年初来高値に買い進まれ、10月7日につけた1260円は01年10月以来7年ぶりの安値水準、そこから一気に3倍化超の急騰だ。●また、「TUTAYA」などを手がける会員数急増のCCC(4756)は8月に続き10月急落時にも200日線が下支えし、反転したが、この日は100円高の659円ストップ高となり、なお、ストップ高で39万株弱の買い注文を残した。●プリマハム(2281)は210円の年初来高値をつけた後は、当然だが利益確定売りに押され一時8円安の193円まで下げて終った。急騰には急反落がつきものだが、一息つく場面となったか。が、急落場面があれば拾いたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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