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2006/08/07

◆猛暑に体も気持ちもぐったりだ。前週土曜日にリビングのエアコンの故障を直しておいてよかった!こんな暑い日、昔、山村暮らし時には、カバンを家の中に放り投げると同時に、谷底の川に向かって銅鉱石のボタ山を滑るように降り、そのまま川に飛び込んだものだ。が、東京の筆者の近辺にはあいにく、川という名に値するような川はない。等々力渓谷や多摩川はすぐ近くにあるが泳げるしろものではない。駒沢公園プールは混雑のきわみ。多摩に向かって電車に乗らないと泳げる川はない。おまけに、週末には書かねばならない締め切り目前の原稿のヤマ、これに目をつぶり海や山にいく以外に水遊びする機会がつくれないか・・。

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◆さて、8日の米FOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、東京市場は模様眺め気分が一段と強まり、引けにかけ下げ幅が急拡大。新興市場では、マザーズ、ヘラクレス指数が8日ぶりに反落。そろって値下がり銘柄数が100を超えた。ジャスダック平均は7日ぶりの反落だ。まあ、10月下旬までまだ2カ月半ある。基本は日柄調整期なのだから、息を切らして走ったり、挑戦したりするほどのものではない。ぼちぼち行こう。■米FOMCに向け市場では<利上げよりも景気減速を懸念>する声が出始めた。いずれにしても、米国が利上げを実施したとしてもあと1〜2回のこと。それでも景気が減速しつつあるなかの企業業績への影響は大きそうだ。一方、今週末11日には日本の4〜6月期GDPが発表される。4〜6月期企業業績を押し上げた順調な景気状況が判明しよう。

◆この日の場合、前週末、好業績を発表した銘柄の多くが「好材料出尽くし感」から利益確定売りに下げに転じた。本欄注目株では、第1四半期決算でアナリスト予想大きく上回り第1四半期としては過去最高を更新したトヨタ(7203)がそうだし、島津製(7701)もそうだ。島津製は、前週末にかけ急伸し年初来高値を更新したものの、昨年12月高値870円を前に失速、反落で終った。●また、一時推奨していた後発医薬品の沢井製薬(4555)は好決算発表にもかかわらず550円安と急反落した。●一方、やはり本欄注目株のロート薬(4527・大)は、経常利益が63%減となったものの、株価はどんどん上がり、一時101円高の1147円まで買われる場面もあった。7月4日の直近高値1210円から先週末安値1043円まで下げていたこともあり、「悪材料出尽くし感」が広がった。●一方、東急(9005)は6月大底、7月二番底を経て前週末高値まで100円超の急反発。信用倍率は1.04倍とひっ迫状態が続いている。慌てて買っても仕方がないものの、10月の信用高値期日に向かい落ち着き処を待って中期買いしたい。本業の鉄道事業好調が追い風。渋谷再開発への夢を東京地価反転の現実が後押しする。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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