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2004/08/20

◆借金はげにするまじきもの。ダイエー再建をめぐる駆け引きは最終段階。時間の残されていないUFJは、あくまで産業再生機構を活用、早期にダイエー問題に決着を付けMTFGグループとの経営統合に弾みをつけたい。「主力3行が機構に1000億円の支援を要請するとともにダイエーの減資を含めた」との報道。一方、ダイエーはきょう、独自の再生計画修正案を主力行に提示。再生機構の活用は必要なく、第三者割当増資と主力行への債権放棄要請並びに丸紅、東急不支援による再生を提案。三井住友FG社長は産業再生機構を通さずウォルマート支援によるダイエー自主再建を歓迎する意向を示唆したという。借金はげにすさまじきもの。いったん憎む思いが満ちた時、貸すといった相手の都合で骨までしゃぶられ吐き出される。■ダイエーの最大の問題点は既存店売上及び全店売上の計画割れが続いていること。これではいくら金をつぎ込んでも再生は不可能。ダイエーは朝方293円高値を付けた後、主力3行の方針が発表され、結局243円ウリ気配のまま取引を終えた。注目のOMCカード(8258)や十字屋(8259)も反落。結局、竹中金融担当大臣が最初に示した再生機構を利用した形で決着し、注目に値するウォルマートや国内スーパーの動き及びダイエー独自案などはボツになりそうだ。OMCの強気継続。

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◆原油価格は峠が近い。最終的には高原状態が続きそうだが短期的には下押す場面を想定しておきたい。週明け以降は金市況に注目。ニッケル市況も高く住友鉱山(5713)の三角もちあい上放れは目前とみる。◎PER割安の伊藤忠(8001)など大手商社や◎ハイテク株の一角、浜松ホト(6965)に中期買い妙味。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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