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2012/04/09

◆日曜日はサクラ満開のなか、教会ではイースター(復活祭)礼拝。ちいさな子供たちが前日お母さん達を手伝って?食紅で絵付けしたイースターエッグをニコニコしながらみんなに手渡していた。土曜日は、我が家のすぐ裏にある商店街のサクラ祭り。今年は、ひさしぶりに満開となったサクラ並木の下で、様々な催しものがにぎやかに続いた。この時ばかりは、サクラの満開を例年よりも1週間ばかり後にずらしてくれた、大雪・低温続きの列島の気候にちょっぴりありがとう!である。

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◆一方、株式市場はといえば、日銀が2月に予想外の金融緩和策を発表した後の上昇相場は一巡し、いったん、調整色の強い流れに転じる可能性が高まった。米国では「景気悪化が、次の、金融緩和策(Q3)発動のサイン」となるが、過剰流動性相場で09年3月のリーマン・ショック後最安値6469ドルから今年4月2日高値1万3297ドルと倍化超まで駆け上がってきた。1万3000ドル台前後から上下どちらに向うのか?今月後半から発表が始まる米国企業の業績動向と株価は、これまで以上に、株価を上下揺さぶる可能性が高いと見ていかねばならない。そして、NYダウがなお、上値を試す方向にあるとの合意形成が、日本株であり、世界の株価の方向を決めることになる?■NY株失速となれば、日本は、昨年3月の東日本大震災の影響が大きいうえ、家電大手を中心とした製造業の従来手法が世界の壁にぶち当たっていること、そして、政治は機能不全に陥ったままいたずらに時間だけが過ぎている感が強い・・。今月下旬から5月中旬にかけて米・日企業の決算発表が続く。日本企業が13年3月期予想をどう打ち出してくるか?好決算・好業績予想発表も「材料出尽くし感から売られた」では困るのだ。

◆当欄最注目株としてきたマクドナルド(2702)がこの日取引時間中に発表した3月度の既存店売上高は前期に大震災があった影響もあり、前年同月比6.0%増と2カ月ぶりにプラスに転じた。客単価は0.7%減だったが来店客数が6.7%増となった。何度も記してきたが、小型不採算店舗閉鎖、大型・ドライブスルー店舗化や直営店方式からフランチャイズ化と店舗政策を転換するなか利益率は向上していることがポイント。ただ、当欄がここまで注目とし、記してきた内需関連銘柄は株価水準が随分上昇してきた。例えば、米国で景気後退的なシグナルから金融緩和策に踏み切った場合、利益の乗った内需株を売り、輸出関連の再評価買いに一気に転じてしまう可能性が高いことは留意したい。

◆この日も、12日に決算発表予定のコスモス薬品(3349)が06年1月以来の高値を付け、トリドール(3397)も株式分割後高値をそれぞれ更新した。●埼玉から北関東に展開する中堅スーパーのベルク(9974)は11日に12年2月期決算を発表する。今13年2月期は小幅経常増益に鈍化するとの「会社四季報」見通しにあるが、会社側がどう打ち出すか、それに株価がどう反応するか注目される。当欄では、小幅増益でも失望売りを浴びるほど株価は評価されていないと見ており「強気」したい。ただ、これも、内需株同時株安時には抗し得ない!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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