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2008/08/21

◆21日朝、最寄り駅に行く道、「シャー、シャー、シャー」となく懐かしいセミの鳴き声を聞いた。「クマゼミ」である。今年聞く2回目の鳴き声であり、東京オリンピックの年に四国の山村から関東に引っ越してきて以来、2度目のクマゼミの鳴き声だ。先にも記したが、クマゼミは気温の関係でかつては東日本にはいなく、関東のセミの種類の少なさにががっかりさせられていた。が、以前から、気温が上がったことから関東地方でも見かけることが多くなったとの報道や記事を見かけていた。そしてようやく、この夏、初めて自分の耳で聞いたのだ。ただ、残念ながらクマゼミの姿は見つけることは出来なかったが・・。

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◆「ルールは破るためにある」とはよく聞く。が、どうやら、エネルギー外交で欧州・旧東欧(サハリンでは日本などを油田開発で・・)に脅し・攻勢をかけるロシアは、グルジア問題を通して、1バレル=110ドル割れ目前となった(NY)原油先物価格てこ入れを図る?エネルギー価格上昇で経済が急拡大してきたロシアの「強力」が、冷戦時代入りを画策する?欧州は、ヒットラー台頭期のように、腰砕け外交を続け、原油価格は一時的に上値を試す場面を迎えたか?

◆21日のアジア15株式市場星取表は3勝12敗。インフレ進行が嫌気され先行して大幅下落した後、反発基調にあるベトナム、インドネシア、0.03ポイントだけ上げたニュージランドの3市場が上げたきり。そして、この日も日経平均株価は香港、中国、インド、台湾、韓国の下落率の半分以下の下げにとどまっている。そして、米国ではドル安(円高)が進行し、NY原油先物価格が上昇。株式市場はモミ合う展開・・。

◆国土交通省が20日、「全国主要100地点の地価下落が急増」と発表したが、不動産関連株はまちまちの動き。●東京建物(8804)は6月中間営業利益が前年同期比25%減少したとの発表にも、5%高。ドイツ証券が「悪材料は株価に織り込んだ」と称し株価は格付けを「中立」から「買い」に引き上げ、目標株価を730円と19日終値から48%高に設定したというから「マジかよ」との驚きだ!地価は一度反転したら、簡単に上昇に転じ分けないのに、ミスリードといえよう。●ダヴィンチHD(4314・ヘラ)も「足元の市況悪化については織り込み済みとみた」値ごろ感からの買い戻しが続き、ストップ高・・と。確かに、悪材料が大幅な株価は下落で「織り込み済み」と見られ、上げに転じる。が、現況では、不動産関連株が上昇基調に転じる理由は乏しい。結局、東建物は<1倍割れの信用需給の良さをテコにした、思惑先行の相場と割り切った投資家のみが参戦>すべき目先の相場といえよう。

◆当欄注目株も苦戦!が、この日は、セブン銀(8410・ジャス)が銀行株続落のなか独歩高し上場来高値を更新した!一時、28万2500円まで買われたのだ。米国では住宅金融のファニーメイ、フレディマックが年初来では90%の値下がりとなり、金融株の下げをリードする「市場低迷の元凶」となっているが、同社は「窓口なし、通帳なし、貸し出しなし」のATM専用銀行。金利上昇だけが敵の不良債権無縁銀行、買い方の回転が効く好チャートを背景に独歩高へ。●韓国ドラマ「冬のソナタ」大ヒット後の05年正月に注目株としたCCC(4756)が大底から反転期入り。600円割れを待ちたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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