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2011/05/06

◆TBSのドラマ「JIN―仁」がドラマ苦戦の時代にあって20%を越える視聴率を稼いでいる。主役の南方仁役は大沢たかお。助演の橘咲役は04年春に当欄がスタートした直後に「世界の中心で愛をさけぶ」という我が故郷愛媛県出身の作家作品のドラマ化で、ヒロインを演じた綾瀬はるかちゃん(今ではさん付けで呼ぶべきだろうが)。仁役の大沢たかおは同映画版で主役を演じた。今回のJINは09年放送時に続きが予想される格好で終了した同ドラマのパート2だが、坂本龍馬や勝海舟好きも手伝って筆者には引き続き実に面白いドラマとなっている。そして、NTVのドラマ「ホタルノヒカリ」でパート2も成功させたはるかちゃんの咲は仁の背後で輝いている。時間は一方通行であり、幕末に戻れっこないからから面白い。きのうはきのう、前を向いて進むしかない。幸い、未来は未来でしかないが、過去は鏡になる!■今年の大型連休はあと2日で終了。四国の山村に行くことができなかったので、「東京ラブストーリー」のDVDで連休を閉めるか。徳島県出身の漫画家紫門ふみさんの漫画のドラマ版で、バブルが終った1991年1月から放映(白いコードレス電話が結局、後の携帯電話につながった)、トレンディドラマとして話題となった。主演の鈴木保奈美さんがNHK大河ドラマ「江」でお市の方役で登場しナレーションしていることから見直す気になったもの。完治など3人は愛媛出身であり田舎っぺのにおいがする。しかも、最終回には愛媛の町が次々と出てくる。なかでも、最後にリカがハンカチを結び完治に黙って先に帰ってしまった駅は、筆者には海水浴などでなじみだった駅とあって、余計に印象が濃く残った。

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◆さて、日経平均は2日比145円安の9859円と4日ぶりに大幅反落。大型連休の谷間だったが、欧州では政策金利の据え置きを決定し来月の利上げ観測が後退、ユーロは大幅に下落した。米国では雇用関連指標から景気回復に停滞感が広がり、商品市況が大幅反落。米国株は大幅に続落した。リスク回避の動きから円はNY市場で一時1ドル=79円台をつけるなど全面高となり、東京外為市場でも円はドル、ユーロに対し大幅続伸。素材・資源関連セクターと輸出関連セクターを中心に幅広く売りが広がった。6日の米雇用統計発表がどういう結果となったか注目される。■当欄では、過剰流動性が生んだ世界同時株高と見ている。中国、インドなど新興国が相次ぎ利上げをしており、ユーロは一部債務危機国をよそに利上げと息巻いていたが、いったん、はぐらかされた格好だ。ここまで、株式、原油・金など商品先物や為替市場は過剰流動性をバックに強気が勝ってきた。当欄は、買いにそれほど積極的になれず、としてきた。今も変わらない。そして、「買い」としている銘柄も業績のみならずチャートで最終決定している。●マクドナルド(2702)は耳にタコができたといわれるが「買い」継続。●栄研化(4549)は今期経常利益2ケタ減益の会社予想も75日移動平均線や13週線沿いの上昇基調にあり、4月高値1074円突破を目指す格好。●後発薬拡大の科研薬(4521)は12日14時台に決算発表を予定。栄研化と同様に移動平均線に下支えされ、2月高値1077円は目前となった。●民間気象会社で世界トップのウェザニュズ(4825)は1800円台前半を中心に三角保ち合いを形成。2月の上場来高値1920円突破以降に期待したい。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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