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2009/06/22

◆日経平均は40円高の9826円と続伸。前週末の米国市場で、NYダウは小幅反落したがS&P500種指数が続伸しナスダック総合指数も反発と分かれた。東京市場では、高値圏での調整気分が強いなか、アジア市場が堅調展開に転じ、後場半ば過ぎまで上げ幅を拡大した。その後、引けかけて上げ幅をやや縮小した。前週、上場来高値圏で週足長大上ひげ陰線足を引いてしまったGSユアサ(6674)は3日ぶりに小反発。同社株がどんどん下げていくばかりでは、環境関連株は打つ手なしとなる。もっとも、日産自(7201)は電気自動車を米国で12年度をメドに量産すると報じられたが、株価の動きはやや鈍い。もっと注目されてもいい。

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◆一方、太陽電池関連株は堅調だ。当欄では、昭和シェル(5002)を先に、注目株としてピックアップした。また、太陽光発電や風力発電での電力安定化で日本風力開発 (2766)、日本ガイシ(5333)、そして、出光興産(5019)をあわせて紹介。日風力開発を除く3銘柄とも着実に下値を切り上げている週足チャートから、引き続き、「強気」で押したい。

◆また、「農」関連株も引き続き、当欄チェックのセクター。井関(6310)はこの日急反騰し年初来高値を更新。300円台前半のもみ合いを上抜いたようだ。アナリストがリポートで紹介したクボタ(6326)は13週線に下支えられ再度年初来高値に挑む構え。農薬関連株も忘れずに注目継続。

◆介護関連株星取表は、6勝1敗1分け。前週末ちょっぴり弱音が出たニチイ学館 (9792)はポイントとした株価907円を突破。買いサインが点灯した。メリル・リンチ証券の19日付けリポートで「民主党の政策による恩恵を受ける可能性がある企業」として、「介護労働者の賃金上げ」で同社株とワタミ(7522)が紹介されたことが手掛かり材料視されたようだ。ケア21(2373)が06年8月以来の9万円台回復。セントケア(2374)はストップ高を付けた。メッセージ(2400)は有料老人ホームへの入居率の高さ、収益力・成長力の高さからまだまだ見直し余地は大きいと見て、強気で後押ししたい!

◆あと、気象コンテンツ最大手のウェザーニュース(4825)は昨年8月高値1799円をトップに、07年12月安値465円をボトムとした三角保ち合いが1200〜1300円水準で煮詰まってきた。ビジネス環境は追い風、業績順調にも今期予想PER15倍台には割安感が強い。●日本通信(9424)は通信回線を借り受けてデータ通信サービスなどを展開する。株価の上下のブレは大きいが、きょう、年初来高値を更新し、昨年6月の次のターゲット12万8000円は手に届いた、ここからまず打診買いしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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