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2005/09/01

◆8月の上々の締めに続き、「いいことがあまりない、もっとも弱い月である9月だが」上々のスタートだ。TOPIX業種別指数33中で下げたのは前日比変わらずのみずほFG(8411)を除く大手銀が下げた銀行株、前日のNY原油先物反落を受け利食い売りが優勢となった石油開発関連株や同じく利益確定売りが先行した自動車株など4業種にとどまる。新日鉄が年初来高値を更新するなど鉄鋼株指数が8年ぶり高値水準となるなどほぼ全面高で、平均株価は1万2500円台を回復した。本欄紹介銘柄でも久々に急騰し利食い売り圏に入ってきた銘柄も多い。が、「9月は、利食い千人力。極力持ち玉を減らす」方向で本欄をリードしようと思う。ただし、弱気になりすぎている訳ではない。秋相場以降を想定してのことであり、「7〜8月並みの強気」は控えるということだ。

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◆「きのう米国株が反発した」というか日替わりの上げ下げが続いている。ナスダック指数が急伸したといい、東京市場ではしばらく蚊帳の外にあったエレクトロニクス株がいっせいに反発した。で、本欄注目株の浜松ホト(6965)を改めて紹介する!日興シティグループが8月31日付けで投資判断「中立」継続ながら、リスクを「高」から「中」に引き下げ、目標株価を2200円から2700円に引き上げたからだ。「05年9月期で2期連続最高益更新。06年9月期も国内外の高水準な設備投資を追い風に2ケタ増益が続く」とし業績予想を増額修正した。潜在株式を含んだ来期1株利益予想は103.1円としている。ちなみに新光証券の岩田俊幸氏は最上位の投資判断「1」を継続している。同氏には本欄バイオ・ベンチャー関連情報の多くを頼っており、シスメックス(6869)を昨春から推奨してきたのは同氏の推奨が最初にあったからだ。浜松ホトの8月安値時には200日線がサポートした。年初来2490円台が上値ネックラインとなっているが、下値も切りあがっており、ネックライン突破は近そうだ。一目均衡表日足ではきょう「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限と同値で終った。25日RCI(順位相関指数・売買のタイミングを捉える指標のひとつ)はきのうほぼ1カ月ぶりにプラス圏に浮上。先高を示唆した!

◆さて、本欄紹介後も最安値圏で推移していたコネクト(3736・マザ)がストップ高だ!携帯電話でリアルタイムの株価情報などを見るシステムを開発したと発表したことが材料視された。直近、提携やM&Aで積極戦略をとっていることも後押しする。◎株式分割落ち後の調整が続くインデックス(4835・ジャス)と2銘柄セットで中期強気継続。■東洋製作(6443・2)が一時27円高で3月の年初来高値254円を更新。同社株の50万株超大商いはいつ以来か不明だ。選挙銘柄だとは本欄最初の紹介時に聞いた話だが、特定筋介入説をふくめ真相は不明。ただ、チャートが何かあると教えてくれた。引き続き注目。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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