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2014/12/30

◆2014年の東京株式市場大納会で日経平均株価は続落し前日比279円07銭安の1万7450円77銭で終了。3年連続の「年初来高値引け」はならなかった。しかし、前年末比では1159.46円(7.1%)高となり3年連続上昇した。29日の米国市場でNYダウは8日ぶりに小反落も、SP500種指数は連日で過去最高を更新した。しかし、クリスマス休場明けとなった欧州市場では、ギリシャで首相が押した候補が大統領選出に必要な投票数を得られず政情不安が高まり、南欧諸国の国債が下落。1月実施の総選挙で欧州危機再来の懸念ありとされ、ユーロは対ドルで約2年ぶり安値に下落し南欧株も反落した。東京市場でも利益確定売りが先行し、日経平均は次第に上値が切り下がる展開となった。■昨年末の当欄注目株では、2年連続当欄で主戦銘柄としたプリマハム(2281)が272円引けとなり前年大納会終値194円から40%高で終了した。8月には305円と1997年1月以来の300円台回復場面もあった。200日移動平均線など週足、月足ベースでは上昇基調にある。今3月期業績予想は引き続き慎重すぎるのは、これまで繰り返して記してきた通りだが、会社予想を横目に、15年相場も中勢上昇基調持続中は、チャートが中勢上昇基調にある間は下値を拾っていきたい。コンビニへ向け惣菜事業は好調を持続している。●同様に、前年末の注目株としたセーレン(3569)は2年連続上昇基調を継続。4ケタ乗せがあり、938円の納会。東南アジアの需要拡大を背景とした自動車内装材の好調は新年も続く見通しにあり、PER割安感はなお強い。新年相場も200日線、52週線沿いの上昇基調が持続している間は「持続」。一方、●一六堂(3366)は400円台でのもみ合いに終始し、期待に応えられずも新年は密かに期待している・・。

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◆15年のリニア中央新幹線工事始動から熊谷組(1861)は継続、2020東京五輪・パラリンピック大会開催も重なり足元人気の建設セクターは新年も引き続き期待したい。鹿島(1803)、大林組(1802)、西松建(1820)だけでなく、膨大なトンネル工事では東京ドーム約46個分の岩石を運ぶとあって主なトンネル工事関連銘柄は多い。ドリルジャンボの古河機金(5715)、ダンプトラックやミキサー車の新明和(7224)、極東開発(7226)、コンベアの日本コンベヤ(6375)。9月に暴騰劇を演じたアンカーでトップクラスでコンクリート用土木建設資材の販売・施工を手掛けるケーエフシー(3420)・・等、材料・チャート面を加味し機を捉え、順次、記していきたい。■目先資金のオモチャと化してきたCYBERDYNE(7779)だが、新年は、様々な意味で新たな飛躍が期待できそうだ。そして、トヨタ(7203)が燃料電池車(FCV)販売を開始したことで関連銘柄への裾野の広がりを期待したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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