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2012/07/10

◆大阪で懐かしいひと達に出会ってから1週間が過ぎた。ほぼ半世紀ぶりに会ってしまったことでこれまで以上にまた会いたいとの気持が高まっている。秋には、妻と四国一周したいと思うが、これは実現確率がほぼゼロに近く、「イヤハヤ南友」とつぶやくしかない・・?

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◆さて、日経平均は3月27日に年初来高値1万255円を付け、6月4日安値8238円まで19.7%下げた。そこから、7月4日に9136円まで10.9%戻し、きょうは8857円。少しズレはあるものの、日経平均と欧州懸念の象徴国スペイン株の動きが良く似た格好となっている。■スペインのIBEX35指数は2月9日の年初来高値8902から6月1日安値6065(ザラ場安値は6月4日の5987)まで下落、7月3日には7219まで浮上したが、9日は6688と反落・・。日経平均は米国株の動きを横目に上げ下げする動きが多いのだが、現在は、スペインの動向が最注目となっているもよう。先のEU首脳会議では、強硬派のメルケル独首相を出し抜き、オランド仏大統領を中心に欧州債務懸念をいったん鎮めるため、あいまい決着をつけた格好で、欧州債務危機策の実効性には?マークがついたままだ。

◆日経平均は4日に75日移動平均線や26週線に接近したところで頭を抑えられて反落。きょうは、中国の景気減速懸念が広がり、東アジア各国株式市場は急落。一方、インド、タイ、インドネシアなどは急反発と分かれた。再び、欧州債務懸念が市場の火薬庫?となれば、買いは慎重に、飛び付き買いは無用となる。引き続き、内需関連で、チャート底値圏かつ中期上昇トレンドが続く材料株をピックアップしていこう。

◆マクドナルド(2702)は4月18日に2313円と05年6月以降の高値を付けた後、2200円〜2300円台での小動きが続いている。前日発表の6月度既存店売上高が前年同月比1.4%減となったが、5月の客単価比ではマイナス幅が減少したことがよしとされたようだ。が、短期的には下値リスクが強まったといえよう。ここはウォッチング継続としよう。●いったん、2500円を付けた後、失速する懸念はあるが・・、セブンイレブン主導のセブン&アイ(3382)に期待しつつ、2480円台突破後に打診買いする!?11年3月にホールディング・カンパニー化後の最安値1755円を付けたが、前年4月の戻り高値2468円や今年4月高値2485円、そして、前週6日高値2487円と2400円台後半が頑強な上値ネックラインとなっている。2500円台乗せでナベ底から這い出した後の動きに期待したいのだ。●大塚HD(4578)もまた2400円台後半〜2500円の最高値圏で3カ月以上もみ合っている。26週線や13週線に下支えされた格好となっており、2500円台相場入りでテクニカル面での新たな買い需要が発生すると見ているが、さてどうか。●畜産系の天然調味料で首位にあり日本の味をリードしているアリアケジャパン(2815)も筆者長年の注目株。10年11月の上場来安値1200円を基点に12カ月移動平均線沿いにゆっくり過ぎるのろさで上昇基調にある。6月後半から4日にかけ一気に上昇したことで、ここは調整を待たねばならないが、1600円台への突っ込み場面で打診買いするか!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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