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2004/04/16

◆平均株価は3週連続1万1800円台での週末終値となり、連日の出来高20億株超にも1万2000円台定着はならなかった。内需株は波乱含みとなり、ハイテク株や自動車関連株は週末ようやく物色されるにとどまった。国内景気は回復基調にあるものの、米国の長期金利上昇に配慮する必要がある。イラクのレバノン化もしくはベトナム化も懸念される。なによりもブッシュ米大統領の唱える「中東民主化」構想は胡散臭いし、イスラム教条主義と資本主義の融和ははなはだ困難だ。

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◆来週は買い疲れ感もあって、調整気分の強い展開か。ただ、個人投資家などには余裕があり個別物色人気は継続しよう。注目は来週以降本格化する3月決算発表動向。特に再来週27日のソニーの発表は要注意。昨年は「日銀短観発表で買い、ソニー決算発表で売り」パターンが成功した。今やデジタル家電は液晶のシャープ(6753)や世界をリードする関連部品メーカーが主役とはいえ、ソニーは国際投資の世界では主役。■出遅れ内需セクターとして注目されそうなのは化学株。きょうは石原産業(4028)がバイオ人気に乗り2年ぶりに250円台のネックラインを突破、一段上の相場に入った。◎デジタル家電を材料から支える日本化学(4092)、PDP向け反射防止フィルムの日本油脂(4403)を中期買い。◎DVD製造装置受注がすこぶる好調なオリジン電気(6513)や液晶装置の芝浦メカトロ(6590)も再来週にかけ押し目買いしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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