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2005/05/11

◆平均株価は米国株安並びにきのうのトヨタ自(7203)の決算がアナリストの予想平均値を下回ったことから3日続落となった。トヨタ自の決算に関しては、自動車関連株に対するアナリストの評価は昔のまま低レベルであり、それが自分たちの観測数値より低かったといっても、株価には織り込み済みでしょといってやればよい。昨年4月の本欄スタートまもなく「トヨタ軍団については世界・アジアでの存在感から市場は依然評価不足と考える」(4月22日号)としたが、現在は、当時の株価を下回る水準にある。米国のヘッジファンド破綻説のきっかけと見られるのがS&Pによる、自動車生産世界NO1のGMの格付け見通しの「ネガティブ」への引き下げだが、日本車は1960年代、米ビッグスリーに車造りのノウハウを学んだ。今では日本車が米国でシェアを伸ばす一方、GMの株価は日本車排斥運動があった80年代初めの底値圏に舞い戻っている。環境問題を政治的に解決しようとした企業(国)と、環境問題突破は自社の成功への道と正面から取り組んできた企業(国)との歩みかたの違いが生んだ結果であろう。「トヨタは今期も多額の設備投資と研究開発費を計画している。市場では過剰な先行投資による収益圧迫を懸念する声が聞かれる」との解説も見られるが、耳を貸す必要はない。また、アナリストの「歴史的に自動車株のPERは12〜15倍だったからこれからもそうだ」的な見方には「いつまでそんな反故になったものさしで投資家をミスリードするつもりか」と疑問を投げかければよい。確かに、トヨタ自の株価は昨年7月の4520円、2000年の上場来高値5800円にはるか及ばない水準で反落に転じた。が、3800円の24カ月移動平均線を割り込み始めたここから弱気になる必要はない。さらに一段安するようだと、平均株価の1万2000円台回復は当分ないと見たほうが良い。

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◆総合医研(2385・マザ)は一時89万2000円まであった。値動きの軽い銘柄に目先資金が走った結果だが、9000株弱は上場初日以来の大商いだ。利食い売りも可。◎自動車ハイブリッド化関連の指月電機(6994・2部)は年初来高値更新のここから買い直したい。◎まんだらけ(2652・マザ)は底入れ、リバウンドに転じるここは強気したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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