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2008/03/03

◆黄砂が西日本を襲い、東京株式市場では前日のリセッション(景気後退)懸念による米国株大幅下落と3年ぶりの1ドル=102円への円高・・の波が襲う。日経平均株価は1万3000円を割り込み、4.5%、610円超の大幅続落となった。アジア・太平洋市場では、閉鎖市場の中国やニュージランド2市場の上昇はあったものの残り13市場は急反落、なかでも、中国と並ぶ新興国の雄インド・ムンバイセンセックス30種は5%超、900ポイントの大幅下落となった。日経平均は結局、昨年7月に下げに転換した後は、戻り場面をみせては、一段下値を探るそんな動きが繰り返されるばかりといえなくもない。

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◆世界の投機資金の流入が続き、ドル売りになびく為替市場や国際商品相場だ。中東産油国の王族が「1バレル=60ドル割れの時代はない」といい始めた原油価格。史上初めての1トロイオンス=1000ドル乗せが目前となってきた金相場から非鉄金属相場。小麦・大豆・トウモロコシ、粗糖などの穀物・砂糖も農産物。そして、石炭、鉄鉱石などの相対で価格決定する鉱物資源などがある意味バブル状況となっている。もっとも、金・ニッケル市況が業績動向を左右する住友鉱(5713)株は200日移動平均線に迫った後に一転急反落するなど、以前と違い市況の動きをそれほど反映しない動きとなっている。株価は株式市場の人気後退を反映し商品市況のバブル価格に反応しなくなったのだ。

◆一方、風力開発(2766・マザ)が、52万1000円と4日続伸し、連日で昨年来高値を更新した。2日付けの日本経済新聞は、「日本政府は米英ともに創設する地球温暖化対策のための多国間基金については3年間で1000億円超出資へ」と報じた。多国間基金の創設は風力・太陽光といった環境に負荷の少ない発電技術などを途上国に普及させるのが狙いだとしたことから、風力発電や太陽電池関連株買いを後押しした。エヌピーシー(6255.マザ)も5640円まで買われ連日で分割落ち後高値を更新するなど再生可能な自然エネルギー関連株の一角は根強い人気が続いている。が、勢いに任せての上昇はリスクを負うことになる。深追いは避けたい。

◆上値に乏しい人気薄銘柄だが、本欄注目株のひとつが森トラスト傘下で大阪の名門ホテルのロイヤルホテル(9713・大2)。この日は、309円と小反落したが、2日付けの日本経済新聞朝刊は、「レストランの運営を低コストで受託する事業を始める。基礎食材を一括調理して受託先に分配する仕組みで、5月に1号店を出店する」と報じた。3〜5年後をメドに全国で15〜20店を展開し、レストラン事業の売上高を現在の倍となる50億円とし、ホテル事業を支える収益源に育てるとしている。前日に200日移動平均線にタッチしたところで売りが先行したが、1月16日に278円の二番底をつけた後、ゆっくり上昇してきたもので、この日、25日移動平均線が75日線を上抜くミニ・ゴールデンクロスを示現したこともあり、ここからの押し目は拾いたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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