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2009/06/08

◆日経平均は97円高の9865円と続伸し、連日で年初来高値を更新。一時9914円まで上昇、昨年10月8日の1万円とび台以来の高値を付け、1万円が現実味を帯びてきた。5日の米国株小幅続伸、日米金利差拡大を受け、8日の東京外為市場で前週末比2円近い円安の1ドル=98円台で推移したことから、金融株、主力輸出株を中心に買いが広がった。騰落レシオは11.70%上昇し138.62%と警戒信号の点滅が急となっている。相場の流れが変わりやすい6月SQを控え、かつ日経平均1万円が目前とあって、上下ぶれやすくなっている。買いは、目先需給・チャートのよいものを短期で仕掛けるか見送りたいところ。

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◆そんななか、きょうも42円高の896円高値引けで上場来高値を更新したのがGSユアサ(6674)。同社株の動きが引き続き、テーマ株の動向を左右する可能性が高い。8日申し込み分から信用残の日々公表銘柄となったことが、どう影響するか?当欄4月20日付けでは、「三菱自(7211)と電気自動車を、ホンダ(7267)とハイブリット車の開発を手掛けるGSユアサが643円まで買われ、一気に10日の年初来高値591円を更新、同時に08年6月に付けた新会社として上場して以来の高値である630円を更新した。環境関連株の主力で昨年7月の洞爺湖サミット以前に上場来高値をつけた銘柄のなかで、最初に当時の高値を更新した銘柄として、特別な?思惑株となる可能性は高い」。「現在の信用倍率は0.87倍と大取り組み銘柄でもあり、引き続き、環境対応車関連株人気を支える銘柄とみて期待できそうだ」と記したが、5月29日現在の信用需給は売り3599万株、買い2350万株で貸借倍率は0.65倍。売り残株数は、今年1月16日の直近ピーク3514万株を上回る水準だ。●三菱自は5日の年初来高値182円に顔合わせしたところで上値が抑えられ、昨年9月の戻り高値186円を獲りきれていない。勢いが削がれないうちに、一気に突破できるかが、今週のポイントだ。

◆日本風力開発(2766)が5連騰。5月25日から上昇ピッチが急となってきたが、7日付の日本経済新聞が、「中国政府は2020年に風力発電能力を今の約8倍の1億キロワット超に増やす」と報じ、「日本メーカーを含めた関連企業の商機も広がりそうだ」と伝えたことを手掛かりに人気化したもの。各社リポートでも、風力発電の特集も増えてきた。全般波乱時の動向が懸念されるが、オバマ米大統領の「グリーン・ニューディール」政策による景気・雇用対策もあって、中長期的なテーマとして波乱を乗り切れる可能性は高いと見て良さそうだ。●その意味で、出光興産(5019)を先に注目株としており、上場来初めての中長期上昇相場入りできるかどうかを確認するまで、波乱はあっても付き合ってみたい。●太陽光発電、風力発電とも電力の安定供給が問題。3月に日経新聞では、「日風開は日本ガイシ(5333)と組み、送電量を一定に保持するシステムを米電力大手に供給する」と報じているが、ガイシの大容量の電気を蓄えることができるナトリウム硫黄(NAS)電池が利用されるとしている。日ガイシは昨年10月に付けた03年12月以来の安値726円を大底に、反転。6週線や13週線に下支えされ上昇基調を刻んでおり、今週、26週線が52週線を上抜くゴールデンクロスを示現。ウォッチングを開始する。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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