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2008/03/26

◆25日に発表された米国経済指標は市場に一服せよとの信号を発信した。ドルが下げたことから、非鉄・貴金属、原油、穀物など先物相場が急伸した。が、NYダウは調整した。そしてこの日、アジア・太平洋株式市場の星取表は10勝5敗と総じて堅調だった。日経平均もまた約100円の配当落ち分を考慮すれば39円安は実質ブラスといえる。ただ、手掛り材料難だったうえ、円高(1ドル=100円突破)もあり主力株への物色は見送られ、売買代金、売買高とも低調だった。もっとも、3月期末を控えたお化粧買いが予想されているが、さてどうか・・。

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◆人気となったのは、ネット・携帯関連株と環境関連株などごく一部だ。といっても、利益確定売りをこなしつつの上げであり、当欄注目株でも、利益確定売りに値を崩す銘柄が多かった。■家電量販店大手の上新電(8173)は、先週安値の870円前後からきのう25日には1091円まで買われた。が、きょうは急失速した。●京阪電車の中之島乗りいれが追い風となりそうなロイヤルホテル(9713・大)もまた、12日に330円まで買われたものの、この日は295円まで急落。しかも、「窓」を開けての下げだけに、いったん、下値を探る展開に転じる可能性が強まった。

◆もう一段上を狙えそうなのは、プロデュース(6263・JQ)であろう。太陽電池関連として人気が高いが、この日、4日につけた直近高値42.3万円を上抜いたことでチャートが好転。1月16日の上場来安値27.9万円を大底に、2月12日安値29万円を二番底とした上昇基調を刻んでいるもの。業績はすこぶる好調だ。08年6月期中間決算で、経常利益が前年同期比2.5倍に拡大し、受注は75%増となった。通期経常利益は会社計画を超過達成する可能性が高まったといえよう。

◆ネット・携帯関連株の目先のポイントは、やはり、「米国でのマイクロソフトによる米ヤフー買収の動き」であろう。この日はマイクロがヤフー取得に向け買収価格を引き上げる動きが強まったことから、日本のヤフー(4689)が人気化。昨年10月の戻り高値5万9000円奪取から、一段上を目指す構えとなってきた。これを上抜ければ「昨年8月17日の上場来安値3.52万円を大底とし、今年1月30日安値3万6200円を二番底とした底入れを確認」し、三角保ち合い上放れが実現する。●大企業向け基幹業務ソフトの開発を手がけるワークスアプリ(4329・ジャス)は、1月に6月中間連結業績予想の増額修正を発表したが、通期予想は据え置いた。しかし、通期経常利益は会社計画を上回る2割近い増益との見方もあり、中勢上昇から今週は昨年1月以来の14万円台に乗せ。上昇基調継続が鮮明となっている。●携帯電話向けコンテンツを手掛けるドワンゴ(3715)は、ニコニコ動画のプレミアム会員の増加数は高くはないが順調に拡大している。モバイルコンテンツ(音楽)のポテンシャルもまだ高い。2月13日の直近安値16.8万円から、この日は6連騰で37.9万円まで買われた。昨年12月高値49.5万円を試す動きに発展するか注目しよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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