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2011/02/02

◆日経平均は前日比182円(1.8%)高の1万457円と続急伸し、TOPIXも続騰した。エジプト混乱でアラブ原理主義台頭懸念は消えない。新興国ではインフレ抑制を目指し利上げが続き、株価は年明け以来調整色を強めている。一方、直近経済統計では英国やユーロ圏では景況感が改善、米国では製造業景況感指数ほぼ7年ぶりの高水準となり、企業業績もすこぶる好調とあって、NYダウは08年6月以来の終値1万2000ドル台回復。S&P500種指数は08年8月以来の1300台回復。東京外為市場では、円が対ドルで81円台前半へと4日続伸したが、海外市場の強さと国内企業の業績好調発表を追い風に、金融、輸出、資源関連を中心に朝方から買いが先行。TOPIX業種別株価指数は全33業種が揃って上昇した。これは1月25日以来のことで、今年3度目だ。ただし、手放しでは喜べない。日経平均は前場こそ上げ幅を拡大し上下幅は110円以上あった。しかし、後場はわずかに27円幅の小動きに終始した。朝方は海外勢による先物での買い戻しに伴う続騰だったが、後場はその動きが止まったことからべた凪(なぎ)状態となったとの見方があった。ちなみに、市場筋推計による今朝の「外資系証券の寄り付き前成行き注文状況」では、現物市場での買い注文株数は前日比減少する一方、売り注文株数は増加、差し引きで売り越しに転じていた。先物であおり、現物市場で逃げるパターンか。

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◆マクドナルド(2702)は好業績を買う相場から「蚊帳の外」状態となっており、12月中旬以来の調整が続いている。しかし、この日引け後に発表した月次IRニュース速報版によれば、既存店売上高が前年同月比2.2%増だった。12月の11.6%増と比較し伸びが急低下した。しかし、昨年1月の既存店売上高が10.0%増と2ケタ増益とハードルが極めて高いなかでの増収を確保したことは評価されてよい!客単価は0.2%の小幅な低下(昨年1月は0.9%低下)にとどまり、客数が2.4%増(同11.0%増)となったことが主因だ。既存店客数の増加は昨年7月以来7カ月連続となる。ちなみに、営業店舗数は前年比11%減だが、1店舗当たり売上高は8.4%増と好調。同社では、「戦略的閉店による事業改革の効果は確実に現われている」とコメントしている。昨年1月は「Big America」の大ヒットがあったが、今年はその第2弾として、「テキサス2バーガー」をスタートして一段と売上高を伸ばした。株価は調整局面でどこまで辛抱が続くか、急失速してしまうかの綱渡りの最中だ。200日線とは少しずつマイナス乖離が広がっているが、ひと飛びで超えることは簡単だ。一方、今週は52週線攻防戦となっているが、ここをあっさり下に放れようでは、もうすこし長い調整を覚悟するか、いったん手放す必要がある。しかし、12月第2週の上ヒゲ天井足から今週で8週間目。昨年6月高値から8週間の日柄調整を経て上げに転じた。決算発表は来週?会社四季報では12年12月期も減収経常増益予想で1株利益は105円の予想だ。08年高値2170円突破に引き続き期待したい。●再生医療で先行の科研薬(4521)が1円ではあるが6日ぶりに昨年来高値を更新。昨年5月からの上昇基調が健在というには、07年1月高値1054円突破が不可欠。これを突破して、次の上昇相場が期待できるというもの。●アンリツ(6754)、中外炉(1964)、戸田工(4100)・・への中期期待も大だ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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