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2009/04/13

◆日経平均株価は3日ぶりに反落したが、TOPIXは3日続伸。両指数とも小幅安スタートとなったが、すぐに上げに転じ、9時台後半には日経平均は9000円台に乗せた。が、14時台に入り、利益確定売りなどに押され下げに転じた。前週末10日の欧米は聖金曜日で株式市場は休場だったが、12日に中国の3月工業生産が前年同月比8.3%増と、1−2月の前年同期比3.8%増を大きく上回ったことで総合商社株、鉄鋼株など中国関連株が堅調だった。また、10日に政府による追加経済対策が決定しており、景気押し上げ期待感から買いが先行した。

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◆東証1部市場で値上がり銘柄数は982銘柄(日経平均指数採用銘柄では124)となり、値下りの605(同90)を6割以上オーバーした。変わらずは109(同11)と全般買い気の強い相場となった。日経平均採用銘柄でも値上がり銘柄数が多かったが、電機機器など騰落への寄与率の高い銘柄の値下りに押しこまれたようだ。■一方、値下がり率で目立つのはJRや私鉄株が下げ陸運株や情報・通信株、食料品、紙パルプ、電力・ガス・・などと内需株、ディフェンシブストックがズラリと並ぶ。ファーストリテイ(9983)、7&IHD(3382)や百貨店株など小売株も軟調展開から抜け出せないでいる。

◆一方、その小売株で底値を舐めていたABCマート(2670)が「3月に付けた1701円の株式分割落ち後最安値を大底とし、4月6日安値1737円を二番底とした中勢上昇基調入り」を確かなものとしそうだ。この日一時160円高の2150円まで買われ、3月27日の戻り高値2065円を更新したからだ。今10年2月期連結業績も消費落ち込みがいわれるなかでも、経常利益が連続最高更新と順調見通しにある。予想PERが15倍台にとどまることも魅力的。海外勢が昨年12月の3900円まで買い上がった後の「リターン・リバーサル」による売り叩きは既に終了したとみてよい。

◆また、三菱UFJFG(8306)が75日移動平均線で下げ止まり上値をうかがう格好となりつつあるなか、前週に大量公募増資を発表した三井住友FG(8316)は、一時、120円安の2990円まで下げるなど、3月16日以来の3000円割れ場面もあった。前週末、75日線、25日線を割り込んだ厳しい流れが今しばらく続きそうだ。

◆一方、トヨタ(7203)は12日付の日本経済新聞朝刊が、「今10年3月期(米国会計基準)連結営業損益は2期連続で赤字になる見通し」だと報じた。しかし、大幅信用売り長にあり、上場企業で時価総額トップとして前週の全般相場をリードした同社株だけに、変わらずを2日挟み9日続伸、3日連続で200日移動平均線を上回り、きょう現在4005円にある52週線をうかがう格好が続いている。

◆公共事業を前倒しで09年度に集中実施するとの動きもあり、同関連株として注目してきた橋梁・道路関連株では、横河ブリHD(5911)が26週線沿いに下値を切り上げている。また、日道路(1884)は13週線沿いに下値を切り上げており、9日の年初来高値237円を更新し一時240円まで買われた!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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