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2008/07/10

◆セブン銀行(8410・ジャス)が、一時27.7万円まで買われ連日で上場来高値を更新した。その後、利益確定売りもあって1.1万円高の26.5万円で終わり、上ヒゲの長い日足となった。出来高1.4万株は見切り売りなどが先行した5月16日以来の高水準だった。ちょっと買い気がはやった気もする。が、中勢上昇波動は不変と見て、引き続き「割高感薄い好チャート株」として推奨していきたい。既に、何度も「窓口なし、通帳なし、貸し出しなしのATM専用銀行であり、米サブプライム住宅ローン問題にかかる損失発生と無縁の「非銀行的銀行」。今春株式を新規公開したばかりで、現在株価水準では損した投資家なしの好循環にある。この日、1部上場の銀行株は不動産株とともに、「良く下げたものを買い戻す」流れに乗り人気化、TOPIX業種別値上がり率で不動産株に次ぐ2位となった。同社株の場合、個人消費が苦戦しかつてのような業績を記録できなくなった親会社セブン&アイHD(3382)の中で孝行息子となっていること、外資系証券が新規に最上位の投資判断「アウトパフォーム」(強気)、目標株価30万円で調査を開始したことなどが買い手がかりとなったようだ。ここまで、全般軟調展開が続く中、順調すぎる好展開となってきた。が、5〜6月に買った投資家の利益確定売りが出てき始めたところ。が、目標株価30万円は少々小ばかにしたレベルではないか。引き続き、中期強気で臨みたい。ATM装置はコンビニ店舗内から野村証券が設置するなど、設置場所が急増する方向にあり、収益拡大ピッチが一段と高まりそうだ。リスクは金利の上昇だ。全国の設置ATM内に積まれている金額は2000億円を大きく上回る水準だから、金利負担増につながるのだ。

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◆日本株が底堅い、との見方がある。が、先行きの相場を保障するものではない。売買を主導しているのはその3分の2を占める外国人投資家。来週からは、米国企業の4〜6月期決算の発表が始まる。金融機関の発表も週明けから本格化する。住宅価格の下落基調に歯止めがかからない以上、追加損失の計上に迫られる。これは、みずほFG(8411)などにも当てはまる。■市場は、好業績発表はこれまでの上昇で「好材料出尽くし」といい、不動産株など業績悪・減額修正発表に対しては「悪材料出尽くし」といっているようだが、株価反騰により海外勢の買い戻しが消えた場合は?当面は、ここまで長期間・大幅に下げてきたことから、買い方優勢となろう。例えば、三井不(8801)だが、昨年5月に4000円の上場来高値をつけた後、今年3月17日安値1709円まで下落。10日現在予想PERは23.1倍とひところほどは割高感が薄れてきた。信用倍率は0.51倍と売り長。そして、10日終値2495円だと、これまで上値の重しとなってきた200日移動平均線を11日にはプラスカイ離することになる。この後、5月戻り高値2825円を突破すれば、7月1日安値2205円が3月大底に対する二番底となり、更なる上値を目指す相場を示唆するチャートとなる!戻りは限定的なはずなのに、これはいったいなに?

◆臨床検査用分析装置のテクノメディカ(6678)は極薄商いだが、5月にかけての上昇分の調整はかなり進んだと見ている。週足を参考にしつつ押し目を拾っていきたい。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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