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2014/07/22

◆25日平均騰落レシオは5月22日に100を超えた後、きょうは110.0で2カ月連続100超と安定している。もっとも、6月24日の164.1ポイントがここまでのピークであり、前週末には101.8ポイントまで下げていた。また、日経平均株価は前週末に、週足ベースの移動平均線が上から順に6週線、13週、26週、52週線と1月31日の週以来「順」なパターンに戻ったものの、今週は26週線が52週線を割り込み再びイレギュラーの並びに戻った。まあ、数字のアヤみたいなもので、対象となる週の凹凸が綾なすもの。日々線がジリ高基調を辿ると、おのずから、「順」なパターンに戻ってゆくのだが・・。●21日の欧米株がロシア、ウクライナ情勢緊迫化で反落したものの、アジア市場では、この日香港株が昨年12月の最高値に急接近して終了、オーストラリア、韓国も年初来高値を更新。NY原油先物が3週間ぶり高値水準に上昇し、LME銅、アルミなどはほぼ1年4ヵ月ぶり高値・・と株式・商品市場など投機資金が流入する格好となった。■そんななか、上記のように東京株式市場は硬直したまま・・。ただ、ウクライナ問題でのイレギュラーは一時的といえそうで、3月期決算企業の第1四半期(4ー6月期)決算をチェックしつつ、ここまでこだわってきた自分得意の企業の再検討、投資判断の再確認をしたいものだ。この日、アジア株高も後押しした格好で、年初来高値を更新した銘柄数は前週末の33に対し144と大幅に増加、NYダウが初の1万7000ポイント台に乗せてきた今月上旬頃の水準に戻ってきた。

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◆もっとも、自分得意の銘柄でありかつ企業業績、テクニカル面を考慮しての銘柄選別は変わらない。昨年12月13日号から大納会号まで繰り返し紹介したのは1990年代に工場見学をしたセーレン(3569)。当時、染色工場では当たり前だった長靴をなくし、新たに立ち上げたビスコテックス事業で業容拡大してきたのが川田達男現代表取締役会長・最高経営責任者。自動車シート材等車両資材など海外市場を拡大していった。ほしいものをほしいだけつくるビスコテックスは、当時我々の目の前で世界の名画を描いて見せたが、今ではパソコンなどで誰でも簡単に真似て見せることができるが、当時はただ、すごい!と声が出ただけで、後が続かなかった。さて、09年3月期の大幅経常減益や12年3月期の減益などを挟み、今3月期経常利益は3期連続増益予想。そして、来16年3月期は07年3月期の79.4億円を超える過去最高82億円(東洋経済会社四季報)との予想もある!●2700円を挟みもみ合いが続くも11年3月東日本大震災時に二番底を打った後、今に至る長期上昇基調が続くのがアリアケジャパン(2815)。畜産系の天然調味料首位で、魚介系の天然調味料トップの●焼津水産(2812)とともに日本の味を決定するといえる。アリアケは13年3月期に04年3月期の過去最高経常益59.3億円を9年ぶりに更新する64億円を記録、14年3月期72.3億円に続き今期は77.2億円の予想(会社四季報は今期77.3億円、来16年3月期は85億円予想)にある。そして、●270円固めが続くプリマハム(2281)、●サンマルクHD(3395)、●柿安本店(2294)JQもまた、中勢上昇基調にある!加えて、日本空港ビル(9706)やHIS(9603)、乃村工藝(9716)、グローリー(6457)・・などカジノIR関連株もまた中勢上昇基調を辿っている!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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