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2012/02/06

◆「NYダウの粘り勝ち!」。先に、昨年8月の暴落の壁を乗り越えていたが、前週末には156ドルの急騰で1万2862ドル引けとなり、08年秋のリーマン・ショック後の(終値ベースで)最高値だった昨年4月29日の1万2810ドルを更新した。NYダウは昨年12月下旬にまず10月下旬の戻り高値を更新した後、当欄でも、「NYダウのチャートは上昇基調が続いている。世界の市場のともし火だ」と記してきた。先週3日発表の「米1月雇用統計」で非農業部門雇用者数が市場予想の14万人を大幅に上回る24.3万人の増加となり、失業率は市場予想の8.5%に対し8.3%と09年2月以来の低水準だった。さらに、米ISM1月造業景況感指数も市場予想を上回る上昇だったことから、欧米の大半の市場で、米景気は堅調、さらなる低金利策は不要との見方が広がり、株式、商品市況が急伸。東京では、円が内外市場で下げたこともあって、前週の厳しい決算に悲鳴を上げた輸出関連など景気敏感株を中心に買い戻しや突っ込み狙いの買いが幅広く広がった。結果、値下がりしたのは7業種で内需関連もしくは商品市況関連セクターだった。そして、内需関連は値上がり率下位でも目立った・・。

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◆もっとも、米国景気は先にリーマン・ショック後の低金利策で金融余剰を生み出し回復。しかし、金融余剰が結果として欧州債務危機をもたらし、昨秋の世界同時株安を招いた。そして、1月25日、米FOMC(米連邦公開市場委員会)は、「異例の超低金利を14年遅くまで継続」するとの意向を発表。超低金利策で再び景気浮上を確実なものとしたいとの戦略が、景気を美事に!浮上させる?そして、その副作用はそれほど大きくならない?◆この日、米景気反転、円安一服期待に欧州向けの比率もそこそこ大きい精密機器が業種別値上がり率でトップ、国内市場へ期待しにくい自動車は米国景気の浮上、中国景気の着実な拡大が期待材料。なかで、ダイハツ(7262)は新型軽自動車「ミライース」の今期販売台数は当初計画を半年で達成。トヨタ(7203)と環境対応車を相互供給し補完できるのも魅力。もっとも、先週に決算発表済み。ただ、26週移動平均線や52週線に下支えされた上昇期調にあることから、一段の上昇基調が続くかウォッチングしよう。

◆当欄期待の内需関連は当面様子見気分が強まる?OLC(4661)は3日続伸。「東京ディズニーリゾート」は大震災で長期休園を余儀なくされたものの、昨夏以降は入場者が急回復。3日発表の2011年10〜12月期連結決算(第3四半期)で、経常利益は前年同期比19%増と2ケタ伸張し四半期ベースで過去最高を更新した。テーマパーク事業で、東京ディズニーシー(TDS)開業10周年イベントにより入園者が第3四半期として過去最高となったうえ、入園料の割引が終了したことなどで客単価も過去最高となり、売上高は6%増の1216億円と過去最高を記録。改めて、集客力の強さに注目!株価は、1月最終週に26週線が下支えし反発。昨年3月と11月に付けた8300円台が上値ネックラインだが、これを突破できれば、新たな株価評価ゾーン入りが可能となる。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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