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2006/10/10

◆9日午前の北朝鮮による「地下核実験成功」発表は、同日の韓国、香港を揺るがしたが、欧州、米国株式市場に大きな嵐となることはなかった。明けて10日の東京株式市場も、北朝鮮絡みは前場のうちに株価に織り込んだ。むしろ、午後2時発表の機械統計が市場予想を下回ったことを重く見て、午後の市場全般の足を引っ張った。機械統計発表時間の14時ちょうど、日経平均は1万6606円だった。が、発表後、上げ幅を縮小。1万6400円台での終りとなった。値下がり銘柄数1236に対し値上がりは530と値下がり銘柄数が圧倒した。ただ、臆病な投資資金はビッグカンパニー(時価総額の大きな)に頼った。時価総額が大きなコア30指数が上昇し、日経平均、TOPIXもプラスで終った。北朝鮮の「核」は“ノー天気”な韓国大統領ノテウ氏を強襲したが、警戒心を怠れば、東アジアの地政学リスクは高まるばかりだ。「北」の核実験を野放しにすれば、世界中の野心ある為政者を抱える国すべてが「核保有国」となる可能性が大きくなる。

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◆市場体温計の新日鉄(5401)は一時500円まで買われ3日続伸。9月26日の462円がいい調整となったようだ。トヨタ自(7203)も6880円まで買われ4月の上場来高値6950円に急接近した。トヨタに続くと期待のデンソー(6902)も4月高値以降の戻り高値4420円まで買われた。為替が1ドル=119円台へと円安に進んだことが買い材料となったというが、いずれにしても、<テクニカル面で先高期待感が強い日経平均の格好を見る限り、直近で、弱気になる理由は乏しい>。

◆今週の注目株は、04年1月上場のNTT都市開発(8933)と05年12月上場のパシフィックゴルフ(2466)<PGGI>。NTT開発は動き出す東京駅周辺エリアで目白押しの「10年単位の大型再開発関連」にからむ地権者として優位性を持つ。足元業績は最高益更新が続き、不動産株人気にもつながる。株価は半年振りに100万円台を回復したばかりで、52週移動平均線と週足ベースの一目均衡表で「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限に下支えされつつ、下値を切り上げている。この日の高値106万円は2月の上場来高値にあと5万円と急接近したものだ!●米国ファンドが出資するPGGIは不動産株、電鉄株高となれば出番を迎えるゴルフ関連株。国内トップ級のゴルフ場保有企業だ。05年度の主要ゴルフ場コースあたり平均入場者数は2年ぶりにプラスに転じており、ゴルフコースの増加が輪をかけ、今12月期経常益は2.5倍増、来期は2ケタ増益見通しにある。株価は三角保ち合いを形成しており、徐々に煮詰まっている。20万円台回復から上値を追う相場が期待できる。まず打診買いした後、16万円台からの押し目買いで臨みたい。

◆思惑材料株では、東都水産(8038)に徐々に中心勢力が参集しているという。値動きの軽さから大思惑株となるか?●糸山氏が大株主に登場したテレビ東京(9411)は、ドイツ証券が引き続きレポートで投資判断「買い」を継続していることもあり、上場来高値5190円を突破するかが注目される。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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