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2006/07/11

◆10日、米SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)が前週末比2.2%の急落となり4日連続安、525ポイント前後の下値ネックラインを割り込み過去52週間(1年間)の最安値をつけた。日本では東京エレク(8035)、アドテスト(6857)の半導体製造装置関連主力株が2月上旬には2002年5月、01年5月以来の高値を付けたあと、軟調展開が続いていることに符合する。また、ハイテク株の多いナスダック市場はNYダウを下回るパフォーマンスが続いている。東京では、ライブドアショックにより新興市場は他市場に先駆け1月に天井を打ったが、マザーズ指数が7月4日に1517ポイントまで戻った後、失速しつつあるなど底入れ感の乏しい展開が続いている。1部市場で200年IT相場の先頭を走ったソフトバンク(9984)がM&Aに伴う有利子負債の膨張で財務が悪化したことから、アナリストに「売り」銘柄とされ、新興市場時価総額トップでTBS株を抱え込んで動きが取れなくなった楽天(4755・ジャス)、同時価総額2位でM&Aを多発したインデックス(4835・ジャス)とも下値を模索する動きとなっている。再来週には3月期決算企業の第1四半期決算発表が本格化する。先行して、来週より米国企業の四半期決算発表が本格化するが、東京市場を揺さぶる可能性が高い(つまり、厳しい見方を取る日米両国企業が多いということ)。

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◆前号で「後場、久々に(米国株の追い風を頼ることなく)地力で立ち上がった」と見たのは、甘すぎたようだ。「先物にリードされた」一過性のハプニングに過ぎなかった?きょうTOPIX33業種中上昇したのは4業種にとどまる。なかで、三菱UFJFG(8306)、三井住友FG(8316)がしっかり。みずほFG(8411)は反落したが、銀行セクターの強気を継続する。●問題はノンバンク株。朝方に4日連続年初来安値を更新した武富士(8564)は後場上げに転じ、値上がり率トップとなった。消費者金融株をはじめノンバンク株が値上がり上位に並んだ。基本的には、リバウンド狙いの短期資金が流入しはじけたにすぎないとみている。貸し出し金利上限20%となれば、収益が低下しビジネスモデルの大幅再構築が不可欠との見方や、保有するノウハウが評価されM&Aの対象になるとの見方がある。海外企業による後者のみかたなら、思惑相場が膨らむのは当然か。とはいえ、現時点では、背伸びしてまでノンバンクセクターを追いかける必要はない。

◆不動産ファンドのダヴィンチ(4314・ヘラ)が前日比10%超下落し、一気に9万円を割り込み、株式分割落ち後の安値を更新した。底入れ型チャートが見えてくるまで買いは見送ろう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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