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2007/09/11

◆11日、TOPIXが7日ぶりに反発した。つまり、9月に入り初めて高かったのだ。前週まで負け組だった日水(1332)がメリル・リンチ証券の前週末7日付けのレポートで「水産インフレの最大受益者」だとし、新規に投資判断「買い」、目標株価630円でカバレッジを開始したことが、枯れ木に火をつけた格好となり、菱地所(8802)、三井不(8801)がTOPIXと同様に7日ぶりに急反発したのも、5〜6月の上場来高値から前日10日安値までつるべ落としの下げとなっていたところに、メリル・リンチの7日付けレポートで、「ビル市況は順調。大手不動産は直近高値から平均で32.8%下落。マンションの売れ行き低下、信用収縮などを織り込んでいる」と指摘、菱地所と三井不は「質の逃避」で買えると指摘したことから、日水と同様に買われたもの。どこまでリバウンドするかは東京市場の「相場のチカラ」の物差しとなる。いずれにしても、よく下げた銘柄はそれなりのリバウンドを見せてくれる、ということ。ただ、リバウンドはリバウンドであり、日水は「世界水産資源獲得競争」が一段と激化するとし今も本欄注目株であるが、8月以降24カ月線を割り込んでおり、売り場をどこにするかが問われることになる。大手不動産株も同様だ。●本欄長期注目株の東急(9005)も、不動産株の下落に倣って2月の4ケタ乗せから一転、この日667円の年初来安値に叩かれた。が、これまた、メリルが10日付けレポートで「第2第1四半期(4〜6月・1Q)は大幅増益の見込み。下期相場は、09年3月期以降の年率13%営業増益の期待を織り込む局面」だと指摘しており、見直し買いが予想される。75日線の788円水準まで戻っても不思議ない!

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◆11日、東京市場は7月の機械受注統計が市場予想を上回ったとし、値下がり銘柄数が値上がり数を上回るなか日経平均も3日ぶり反発した。ちなみに、日経平均指数採用銘柄は値上がり146に対し値下がり73とちょうど値上り銘柄が倍あり、1部市場全体は値下がり銘柄数が値上がり数を上回ったのとは違った出方となった。■アジア市場の星取表は8勝7敗だった。上げたのは日本、台湾、韓国で中国の下げ幅が大きく、香港は続落した。続いて、欧州市場が大幅反発し、米国株もOPECの2年2カ月ぶり増産決定もあり、NYダウ平均が180ドル高となるなど堅調展開だった。また、NY為替は1ドル=114円台と円安となっており、12日の東京市場を後押ししよう。

◆新日鉄(5401)は小動きで終ったが、群団銘柄は堅調だった。ネツレン(5976)、太平工(1819)、大平金(5541)のほか山九(9065)、新和海(9110)などの衛星群の動きは鉄の動きと合わせて当分注目したい。

◆75日移動平均線に下支えられた中期上昇基調にあるのは、等方性黒鉛関連の日カーボン(5302)、上放れチャンスにある富士通ゼネ(6755)など。中勢強気を継続する。■トウアバルブ(6466・東2)など本欄期待の原子力関連株は「押し目買い」で来春をにらみ注目したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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